デビュー4周年、CYNHNはこれからも続いていくーー『Thank You Blue』で伝えたファンへの感謝

CYNHNが伝えたファンへの感謝

 シングル『FINALegend』でメジャーデビューしてから4年――。実力派ヴォーカルユニットのCYNHN(スウィーニー)が2021年11月3日、長年応援してくれたファンへの感謝の気持ちを込めてStreaming Day『Thank You Blue』を開催した。

 このイベントはワンマンライブ『Blue Spring』と『LIVE TOUR 2021 -AOAWASE-』東京公演のダイジェストライブ映像の上映に始まり、都内某所のライブハウスの模様をストリーミング配信するメインコーナー、メンバーのスペシャルトークなど盛りだくさん。彼女たちの様々な魅力に触れることができる特別な1日だけあって、今年9月の発表以来、ファンの期待は相当なものであっただろう。

 前述の2本のライブ映像の公開後、いよいよ本編がスタート。幻想的なサウンドが流れる中、綾瀬志希、月雲ねる、百瀬怜、青柳透が静かにゆっくりと登場した。オープニングナンバーは「イナフイナス」。闇を切り裂くような綾瀬志希のシャウトからは、ステージで完全燃焼したいという熱い気持ちが伝わってくる。

 2曲目は「インディゴに沈む」。青く薄暗い光に照らされながら揺れ動く姿は、まさに藍色(インディゴ)に染まっているようだ。〈なんで足りないの/なにが足りないの/どうしてわたしじゃダメなの?って/何度くりかえし/何度やりなおし/まただ、自分で汚した〉と歌う百瀬怜。その繊細な歌声はストリーミングで聴くとよりクリアに響き、説得力を増す。

 続く「夜間飛行」は今回のライブのハイライトだったかもしれない。恋人たちの幸せと不安が入り混じった感情をリリカルに切り取った同曲を、青と白のライトによる演出が盛り上げる。メンバーらのボーカルも歌詞の世界観に合わせたのだろう、いずれもはかなく美しい。

 ライブははやくも前半の最後に。歌い出しの〈カメラロールのなかに笑った僕らがいる/何が可笑しくて笑ったのか/それは忘れたけど〉が印象的な「氷菓」は、ファンの間で人気の高い1曲だ。映画のワンシーンを思わせるような振り付けや、月雲ねると青柳透がユニゾンで歌う切ないフレーズなど聴きどころが多く、見逃せないナンバーである。

 ここでMCコーナーになり、ステージ衣装について説明。「これはミニアルバム『#0F4C81(クラシックブルー)』で使用した衣装なんです。CYNHNの4年間の活動の中でいちばん着ていない服なんじゃないかと思って着てみました」(百瀬怜)、「みんな気に入っている服なのに着られなかったから」(青柳透)と、メンバーらは満足げだ。

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