石崎ひゅーい、アコースティックで見せた原曲とは異なる表情 久々の全国ツアーを経てアニバーサリイヤーへ
「何年経っても変わらないみんなの顔を見られて安心したんだよね。それだけでツアーをまわった甲斐がありました。ありがとう!」
久々の全国ツアーの感想をそのように語ったあと、ラストに披露されたのは「アヤメ」と「世界の終わりのラブソング」。丁寧に演奏されたバラード2曲は、ファンとの再会を噛み締めるようでもあり、目の前の観客に手渡しするようでもあった。この日のライブ中、5年ぶりのフルアルバムをリリースすることを発表した石崎。その際に語られた「これから訪れるであろう人生の大切なタイミングに、このアルバムのうちのどれか1曲が立ち会えたら嬉しいです」という言葉が彼の願いであり、だからこそ、聴き手の顔を見て自身の音楽を届けられるライブという場所が彼にとって大切なのであろう。来年2022年にはメジャーデビュー10周年を迎える石崎ひゅーい。改めて確かめた想いを胸にアニバーサリーへと向かっていく。