King & Prince 永瀬廉からSixTONES 松村北斗へ 朝ドラ出演をオーディションで掴み、飛躍するジャニーズたち

 今回松村が演じるのは岡山県で繊維業を営む雉真家の跡取り息子・雉真稔。ヒロイン・安子(上白石萌音)に大きな影響を与える重要な役どころだ。松村はこの役を永瀬と同じくオーディションで掴んだ。演技の経験が豊富な松村も“朝ドラ”は今作が初出演でドラマの舞台となる岡山県でのロケに挑んだ。難しい岡山の方言は滞在先のホテルでずっと音源を聞いてマスター。撮影が終わった後も「これを方言で読んで」と言われたらすんなり読めるぐらいには覚えたという。朝ドラの現場についても「現場を経験できたことに意味を感じ、これまで演じた事のなかったシチュエーションで芝居が出来た事はこれからもこの職業を続けていく上で強みになった」(※1)と語っている。俳優としての松村はその役を演じるにあたり役柄を深く理解した上で、頭はもちろん体全体にその役を染み込ませて演じているように思う。その理解力や表現力に少なからず影響しているのがアートの存在ではないだろうか。ジャニーズ屈指のアート好きとして知られる松村は雑誌でアート関連のエッセイを連載していたこともあり、芸術に触れることで自身の世界観や感性により磨きをかけているようだ。

 朝ドラスタートに続き、11月3日に公開される劇場版『きのう何食べた?』では内野聖陽演じるケンジが働く美容室のスタッフ・田渕剛役として出演。松村は映画版唯一の新キャストとして登場する。映画の公開に先立ち解禁された場面カットではケンジを優しく見つめながら髪を触っている田渕の姿が。2人がどんな関係に発展するのかも話題となっている。

 朝ドラ出演という貴重な経験を礎に、俳優として永瀬や松村がどのように飛躍していくのか。期待が高まると同時に、2人の活躍に刺激を受けた後輩たちの成長も楽しみに見守りたい。

※1:TVfan CROSS Vol.40

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