V6が『学校へ行こう!』で伝え続けたシンプルなメッセージ グループとして最後のテレビ出演に

 『学校へ行こう!2021』(TBS系)が、10月26日に放送され長い番組の歴史に幕を閉じた。

 『学校へ行こう!』終了から13年。3時間の生放送となったラストは、V6に加え、同じくレギュラー出演者だった紗栄子、夏帆、渡辺満里奈もスタジオに登場。『学校へ行こう!』が青春の1ページにある世代の視聴者ならば放送当時の記憶が蘇ってくるような、リアルタイムではない視聴者にも『学校へ行こう!』が巻き起こしたムーブメントが伝わる、愛ある3時間となった。

 番組の軸となったのは、久々の復活となった「V6の6人旅」。メンバー6人が那須塩原を旅しながら、縁のある懐かしい面々との再会を果たしていく。紗栄子との「リズム4ゲーム」では、「B-RAPハイスクール」から軟式globeのパークマンサーが登場。〈アホだなぁ(そうだよアホだよ)〉のフレーズで一世を風靡した人気キャラだ。そして、6人旅を締めくくるラストライブ会場で待ち受けていたのは、同じく「B-RAPハイスクール」出身の尾崎豆。実は放送当時すでにアラサーで、井ノ原快彦の2つ上という驚きのカミングアウトとともに、フィナーレを迎えた。

 『学校へ行こう!2021』を観ていて思い出すのは、テレビの前で腹を抱えて笑い転げていた、次の日にクラスでの話題で持ちきりになっていた、そんな懐かしい青春の日々だ。最後のV6からの挨拶の中で、森田剛は「本当にいい時も悪い時も一緒に味わって、でも何か、笑ってれば何とかなるっていうのはすごく感じました。だからこの先、いろいろなことがあると思いますが、笑っていきたいなと思いますし、皆さんにも笑っていていただきたいなと思いました」、井ノ原は「これからもみんな笑っていきましょう」、トリを任されたリーダーの坂本昌行も「これから学生のみなさんにはたくさんいい思い出を作っていただいて、笑ってほしいなと思います」と話している。『学校へ行こう!』が伝え続けたのは、「HONEY BEAT」にも通ずるような笑っていれば明日に繋がるといったシンプルなメッセージだったのではないだろうか。

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