なにわ男子メンバー分析第2回:大西流星 人々を夢中にさせるプロフェッショナルアイドル
表現力の幅を広げるダンスパフォーマンス
そして、大西のパフォーマンスの魅力についても紹介したい。瑞々しい歌声は、なにわ男子に欠かせない大切な要素である。また、大西といえばダンスだ。5歳でロックダンスを始め、入所時点ですでにキレのあるパフォーマンスを見せていた大西。10歳の少年の初々しい笑顔と、貫禄漂うダンスのギャップも、大西の存在を瞬く間に関西ジャニーズJr.の中心に引き上げた要因といえるだろう。
現在、ダンスのキレはそのままに、表現力の幅も広がった。地上波の歌番組では、なにわ男子らしいキラキラとしたパフォーマンスを目にする機会が多いが(その際の徹底したアイドルぶり、決して外すことのないカメラアピールにも注目してほしいところだが)、『ザ少年倶楽部』(NHK BSプレミアム)や、ライブで見せるクールなステージにもぜひ、出会ってほしい。そうした楽曲で大西に驚かされるのは、たびたび見せる微笑みだ。大人びた楽曲をパフォーマンスする際、大西は、ふいに余裕のある笑みを浮かべるのだが、そこには色気が垣間見える。あの“ちびりゅ”が、関西ジャニーズJr.の癒しだった大西が、いよいよ大人の表情を見せるようになった。
そしていまや先輩の立場でもある大西。なにわ男子のなかにも後輩が3人、うち年下メンバーが2人。それでもなお「かわいい」を容赦なくかっさらうのが“大西プロ”たるゆえんなのだが、この先もアイドルであることを、ジャニーズであることを、どうか楽しみ続けてほしい。その姿に癒され、力をもらう人はきっと少なくないはずだ。
※1:https://news.mynavi.jp/article/20210128-ryusei_onishi/