なにわ男子 大西流星、Travis Japan 七五三掛龍也、7 MEN 侍 本髙克樹……注目ドラマ&映画に続々抜擢されるジャニーズJr.たち

ジャニーズJr.
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 ジャニーズJr.たちがドラマ、映画出演を次々と決めている。先日もなにわ男子・大西流星が、連続ドラマ『夢中さ、きみに。』(MBS)で単独初主演を務めることが発表された。なにわ男子の“演技班”といえば、西畑大吾と道枝駿佑を思い浮かべる方は少なくないはずだ。だが、大西に注目して見てみると、彼の表現力の高さに気付く。ジャニーズJr.には、“演技班”以外にも演技力が光るメンバーが多い。そこで改めて、注目作に出演が決まったメンバーの演技力を振り返りたい。

Travis Japan 七五三掛龍也

 Travis Japan・七五三掛龍也は、SixTONES・松村北斗が森七菜とW主演を務める映画『ライアー×ライアー』に出演する。演じるのは、松村演じる主人公・高槻透の親友・桂孝昭だ。Travis Japanの演技班といえば、宮近海斗の名前が上がることが多い。実際七五三掛は、2013年の『劇場版 BAD BOYS J -最後に守るもの-』以来の映画出演となる。だが、その作品で七五三掛が演じた見城樹役は見事なものだった。見城は所属していたグループ・Nightsを裏切るのだが、そのクズっぷりといったらない。二度の裏切りに激怒したNightsのリーダー・ヒロ(A.B.C-Z・橋本良亮)に「二度とその面見せんじゃねーぞ」と言われ、ガムをくちゃくちゃ噛みながら「了解でーす」というシーンは、見城の小憎たらしさが存分に表現されている。打って変わって、2018年に直近で出演したドラマ『あにいもうと』では、主人公・赤座伊之助(大泉洋)の後輩・三四郎を好演。後輩力の高さをしっかり表現していた。しかもいずれも、演技初心者にありがちな棒読み感もなく、各キャラクターの要素をしっかり演じてていた。『ライアー×ライアー』では、“いい人”である桂役を務める。「透の親友でもあり、湊とも仲良しな役柄だったので撮影以外でも出来るだけコミュニケーションをとるようにしてその関係性をそのままお芝居に持っていけるよう意識して頑張りました」(参照)と役作りも入念に行なった様子だ。今回はどんな七五三掛の演技が見られるのか楽しみだ。

なにわ男子 大西流星

 2021年1月7日より放送される『夢中さ、きみに。』で初単主演を果たす、なにわ男子・大西。西畑、道枝の陰に隠れがちだが、大西の演技も個人的にグッとくる。

【公式】夢中さ、きみに。祝!クランクイン 大西流星SPコメント!!【ドラマ特区】

 4月クールで放送されていたドラマ『年下彼氏』では、多くの関西ジャニーズJr.の中でトップバッターを務め、第1話「年上のカノジョ」に出演。大西にとって約7年ぶりのドラマ出演だったため、少々演技力に不安を覚えながら視聴したが、それは全くの杞憂であった。そこには見紛うことなきカワイイ年下彼氏の姿があったのだ。拗ねる演技も、彼女の前でカッコつける演技も、少し抜けている演技も、何の違和感も無い。また、9話・10話「最初で最後の告白」にも出演しており、一生懸命な姿を演じる大西に目が奪われる。現在放送中の『メンズ校』(テレビ東京系)もそうだ。同作で大西が演じているのは、元・引きこもりの桃井天。なにわ男子メンバー全員が主演を務める同作では、桃井だけ登場、仲間に加わるのが遅れている。だが、役のキャラクターも相まって周りに引けを取らず存在感を示している。9話では牧主税(道枝)に協力を求めるために捨てられた子犬のようなキュートな表情を見せたり、先輩の藤木一郎(大橋和也)を説得するために声を荒げたり。視聴者の目を奪う演技もお手の物の大西は、『夢中さ、きみに。』でも不思議な魅力を持つ林美良を演じる。またしても大西の演技に魅せられそうだ。

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