なにわ男子メンバー分析第2回:大西流星 人々を夢中にさせるプロフェッショナルアイドル

 11月12日、いよいよCDデビューを迎えるなにわ男子。改めて、7人それぞれの魅力、これまでの活躍についてまとめてみたい。第2回は大西流星。

変わらぬ奇跡の少年性、個人としての活躍も増加中

 Sexy Zone・佐藤勝利に憧れ、10歳で自ら事務所入りを志願。2012年、入所から約1カ月で関西ジャニーズJr.内ユニット「なにわ皇子」のメンバーに選出された大西。同じ名前を持つジャニーズWEST・藤井流星(当時は関西ジャニーズJr.)と区別するため、ファンからは“ちびりゅ”の愛称で親しまれ、幼さゆえの可愛らしさはもちろんのこと、印象的な大きな瞳と愛くるしい表情、飾らないピュアな言動で、先輩Jr.たちの心をもわし掴みにした。今年8月に20歳を迎え、なおも変わらぬ奇跡の少年性は、なにわ男子が持つ“アイドル性”をより一層、煌めかせる。

 2013年に『スターマン・この星の恋』(フジテレビ系)にてドラマデビューを果たすと、以降はドラマ・映画・舞台いずれも“関西ジャニーズJr.の一員として”の出演が続いたが、2018年には舞台『魔女の宅急便』にてトンボ役を、2021年にはドラマ『夢中さ、きみに。』(毎日放送)にて主演・林美良役を演じた。同ドラマで見せたパンダの着ぐるみ姿には大きな反響が寄せられ、作品全体が放つ不思議な世界観は、一般視聴者層からも好評を博した。なお同作の主題歌には、なにわ男子の「夜這星」が起用されている。

 さらに2019年には、10代にして2025年開催予定の大阪・関西万博の有識者懇話会委員に就任。会議に出席する大西の姿は、ニュースでも報じられた。バラエティ番組への出演を含め、大西流星個人としての活躍も年々増えつある。

“プロフェッショナルアイドル”の掴みきれない素顔

 大西といえば「プロフェッショナルアイドル」だ。自分の魅力はなにか、求められているものはなにか、今どう動けばより良いのかを察する能力に長け、やりきる度胸とアイドル根性を併せ持つ。それは、大西の代名詞ともいえる「あざとかわいさ」や、時折こぼす毒を含んだ発言にも表れており、なにより大西自身が楽しんでいることが伝わるからこそ、見ていて気持ちが良い。奔放なようで聡明、それもまた大西の魅力のひとつだろう。

 先述した主演ドラマ『夢中さ、きみに。』の松本桂子プロデューサーは、原作を読んですぐに大西の顔が浮かんだといい「つかみどころがないけれど自然と人を引き付けてしまう存在の林に、命を吹き込んで頂けそうだ」と感じ、オファーしたという。また、「なにわ男子」の大西について「アイドルとしての絶対的な存在感やオーラを放つ存在」としながらも、「個人」としての大西については「自然な可愛さや無垢さを感じ、もっと彼の素顔を知りたいという気持ちが掻き立てられる」と評す。(※1)

 松本プロデューサーの大西評は言い得て妙。かわいいだけではない不思議な引力と、引き寄せられながらも掴みきれない素顔に、ファンは“夢中”になってしまうのだ。

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