V6と『Mステ』26年間の歴史 t.A.T.u.騒動、SMAPらとの共演……思い出深いエピソードを振り返る
ハプニングで垣間見れたグループの関係性
長い歴史があるからこそ生放送でハプニングが起こったことも。2016年に「kEEP oN.」を披露した際、坂本が歌詞を間違えるハプニングが発生。パフォーマンス中に異変に気付いた岡田准一が一瞬不思議そうな表情を浮かべたものの、そのまま曲は終了。キメポーズもつかの間、坂本は頭を抱えステージにしゃがみこんでしまい、他のメンバーが笑いながら見守るシーンが映し出されたのだが、生放送ならではのミスも笑って受け流すメンバーの関係性を感じた瞬間であった。
さらに、今年5月28日の放送回にて「僕らは まだ」を披露した際にもハプニングが。曲の途中で井ノ原が岡田に何か話しかけているような様子が見てとれ、本来であれば〈夢と絶望の真ん中を フラつきながら真っ直ぐ歩いた〉という歌詞を、井ノ原は満面の笑みで〈フラつきながら真っ直ぐ歩いた〉と歌唱、どうやら歌詞が飛んでしまったようだ。さらにこの時に共演したあいみょんも歌詞を間違えてしまい、番組のエンディングでは井ノ原が「あいみょん、歌詞間違えたらしいじゃない、びっくりしたよ俺」とツッコむシーンも。すかさず三宅や岡田が「お前もだろ!」「自分もでしょ!」と秒速でツッコミを入れ、和やかなエンディングとなった。
のちにあいみょんは公式Twitterにて、「井ノ原さんとなだめあいました」とお互いになぐさめあったことを告白。双方のファンを中心に話題となった。
ジャニーズの中でも飛び抜けたパフォーマンススキルを持ち、メンバー個々の活躍など揺るぎない地位を確立しているV6。メンバーの誰一人欠けることなくデビューから26年目を迎えた彼らが紡いだ輝かしい功績は数えきれない。今回の『Mステ』スペシャルをもって、同番組への出演は最後なだけに、永久保存版となることは間違いない。後輩ジャニーズグループのファンであれば、『Mステ』出演時にV6が一緒だと知ると不思議な安堵感を覚えた人も少なくないのではないだろうか。奇しくも今回は11月にデビューを控えたなにわ男子との共演となるが、彼らにどのようなメッセージを伝えるのかも注目したい。