櫻坂46 小池美波&井上梨名&関有美子が語る2年目のテーマ 挑戦する中で色づき始めた“櫻坂らしさ”

櫻坂46が語る2年目のテーマ

新センター 田村保乃の魅力

ーーアートワークやビジュアルはもちろんのこと、表題曲やカップリングからも変化を感じます。そこで田村保乃さんがセンターを務めるというのも、変化のひとつだと思うんですが、皆さんから見た“センター田村保乃”さんはどういう印象ですか?

小池:普段のイメージは、ファンの方にとっても私たちにとってもほんわかした感じなんですけど、ライブでいろんな表情を見せてくれていたので、感情や表現力が豊かな子なんだろうなと思っていました。でも、今回はそんな保乃ちゃんからさらに想像できないような表情が見られるし、それこそこの楽曲自体が「保乃ちゃんセンターなの? びっくり!」ってなる曲なので、それが個人的にはいいなと思っていて。保乃ちゃんだからこそ、あの表情にすごくゾクゾクするんです。きっと本人はたくさん悩んでもがいたと思うんですけど、それさえもMVに表れている気がしていて、今しか見られない表情がたくさん詰まっているので、それを綺麗だなと感じるんです。私たちも保乃ちゃんに負けないくらい頑張らなくちゃという気持ちになりました。

ーー同期の井上さん、関さんから見て、今の田村さんはどう映りますか?

井上:保乃は常に周りのことをよく見てくれている子なので、そうやって全体のことを考えられる人がセンターとして引っ張っていくことは、絶対グループにとってプラスになるし、いい流れになるんじゃないかなと思います。

関:保乃は以前と比べて、本当に強くなったんじゃないかなと思います。今の保乃を見ていると、私も頼りたくなるというか、大きな存在になったなと最近感じます。

ーー続いては「Dead end」について。こちらには井上さんが参加していますが、「流れ弾」に引けを取らないくらいカッコいい曲です。

井上:アップテンポだったので、最初に聴いたときから「ライブで盛り上がりそうだな」と感じていたんですが、歌詞にはネガティブな要素も含まれていて、自分対他人というよりも、“自分対自分”がテーマだなと思っていました。「BAN」のときもそうでしたが、解決策を探そうとするんだけど、まだ見つけられない感じ。MVにもそういうテーマが反映されていて、特に椅子のシーンでは、自分が椅子を使っているから抜け出せないだけで、自分がこの手を離せばどうにだってなるのに……という意味があるんです。最後は暗くて狭い空間から抜け出して、大草原へと走り抜けるんですが、グループとしてはもちろん、一人ひとりの個性や自分の気持ちを全面的に解放させています。

櫻坂46『Dead end』

ーー椅子を蹴ってから草原へと移る流れは、まさに自己解放につながると。

井上:そうですね。MVでは、センターの森田(ひかる)はもともと解放されている人なんですけど、森田によって感化された人たちがどんどん解放されて踊り出していくんです。

ーー草原のシーンはかなりの強風ですよね。

井上:あれは気を抜くと後ろに倒れちゃうぐらいの強風で。手にしている上着を投げるシーンには“自分の殻を破る”という意味があるんですけど、その上着を投げると風で遠くまで飛んでいっちゃうので、スタッフさんが走って取りにいったりと大変でした(笑)。でも、逆にあの強風でよかったなと思う部分もあって。最初は「これ、普通の日のほうがダンスももっと良いものが撮れて、表情もちゃんと見せられるのに……」と思っていたんですけど、あの風が自分たちの壁や障害のようにも思えて、そこに歯向かって踊り続けるみたいな表現ができたのかなと思います。

「女性の強さを美しく表現することが櫻坂のテーマ」(小池)

ーーそして関さんは「無言の宇宙」に参加していますが、他の2曲とはタイプが異なりますね。

関:最初に聴いたときは恋愛系の歌なのかなと思ったんですけど、もっと深く読み込んでいくうちに、恋愛だけじゃなくて、家族や友達、仲間への愛も含まれているのかなと感じました。「言葉にしなくても伝わるものってあるんじゃないかな?」という内容なんですけど、私たちが櫻坂46としてやっていることもこの歌詞に含まれていると思うんです。例えば、この曲の歌詞を口頭で説明するよりも、歌って踊って表現するほうが櫻坂46らしいと思ったりしています。

ーー確かにそうかもしれませんね。一方で、MVは不思議な世界観で構成されています。

関:ダンスシーンの大半は白いスタジオで撮ったんですけど、メンバーと同じ動きをするように設定されたロボットカメラが、ずっと左右に動いて撮っていて。センターの(渡邉)理佐さん以外のメンバーが消えたり現れたりするので、その映像を自然につなげるために何回も踊るんですけど、絶対に同じ場所に立って踊らなくちゃいけなかったんです。一応目印はあるんですけど、一面真っ白な上にその目印も白いからわかりにくくて、すごく大変でした(笑)。でも、完成した映像を観たら、おっしゃるように本当に不思議な世界観で、今までにないアーティスティックな映像になったなと思います。

櫻坂46『無言の宇宙』

ーー衣装にも着物のテイストが取り入れられていて、今までの櫻坂46の衣装とも異なりますよね。

関:そうなんです。黒い生地に桜が散りばめられた衣装で。やっぱり櫻坂46って和のテイストに合うんだなと、改めて実感しました。

ーーシングルには他にも、BACKSメンバーによる「ソニア」や、小林由依さん、遠藤光莉さん、藤吉夏鈴さんによる「ジャマイカビール」に加え、井上さんと松田里奈さんによる「On my way」など、いろいろなタイプの楽曲が収録されています。井上さん、「On my way」を歌ってみていかがですか?

井上:松田とは「もっと歌が上手になりたいね」とか「何か2人で一緒にやりたいね」と話していたこともあったので、この曲をいただけて素直に嬉しかったです。自分たちや、聴いてくれた方たちへの応援ソングでもあるのですが、歌詞を伝えるとか上手に歌うこと以上に、「私たちは歌うことが大好きです、音楽が大好きです!」という気持ちを乗せて歌いました。

ーーこういうユニット曲が今後増えていくと、ライブの見せ方もまたどんどん変わりそうですね。本作のリリース翌日には、櫻坂46は結成1周年を迎えます。1年活動してきたことで、「櫻坂46をこういうグループにしていきたい」という目標も少しずつ芽生えてきた頃かなと思いますが、2年目に向けて考えていることはありますか?

井上:もちろん「たくさんの方に愛されたい」「もっとたくさんの人に楽曲を聴いてほしい」という気持ちはあるのですが、私としてはまだ櫻坂46のことをしっかり理解できていないと感じることもあって。なのでグループのこと、そしてメンバーのことをもっと深く知っていかなくちゃいけないと思いますし、そうじゃないと「どういうグループになりたいか?」も見えてこないと思うんです。

関:私もまだ「櫻坂46といえばこれ!」というものが、自分では明確に言えなくて。そういう強みを見つけて確立させるのが、2年目の目標なのかもしれません。

小池:櫻坂46になってから、カッコよさやクールさの中に、綺麗さや美しさが表れているなと感じるので、「女性の強さを美しく表現する」ということが櫻坂46のテーマなのかなと自分では思っていて、それを全面に出したいんです。でも、2人が言っていた「まだ自分たちの色がわからない」というのは、私もそう思っていて。色がないからこそ、いろんな色をつけられると思うし、いろんなことにチャレンジすることで自分の色をどんどん変えていくのもいいんじゃないかなって。楽曲のタイプにしても、絶対にこれじゃないといけないってことはないので、自分の中でどんどん模索して、いろんな色を見つけていけたらと思います。

※1:https://sakurazaka46.com/s/s46/diary/detail/40102?ima=5917&cd=blog

サイン入りチェキプレゼント

櫻坂46 小池美波、井上梨名、関有美子のサイン入りチェキを1名様にプレゼント。応募要項は以下の通り。

応募方法

リアルサウンド公式Twitterと公式Instagramをフォロー&本記事ツイートをRTしていただいた方の中から抽選でプレゼントいたします。当選者の方には、リアルサウンドTwitterアカウント、もしくはInstagramアカウントよりDMをお送りさせていただきます。
※チェキはランダムでの発送となりますので、メンバーの指定は受け付けておりません。
※当選後、住所の送付が可能な方のみご応募ください。個人情報につきましては、プレゼントの発送以外には使用いたしません。
※当選の発表は、賞品の発送をもってかえさせていただきます。

リアルサウンド 公式Twitter
リアルサウンド 公式Instagram

<締切:11月3日(水)>

■リリース情報
櫻坂46 3rdシングル『流れ弾』
2021年10月13日(水)
【Blu-ray付き】
TYPE-A / CD+BD / SRCL-11920〜11921 / ¥1,727+tax
TYPE-B / CD+BD / SRCL-11922〜11923 / ¥1,727+tax
TYPE-C / CD+BD / SRCL-11924〜11925 / ¥1,727+tax
TYPE-D / CD+BD / SRCL-11926〜11927 / ¥1,727+tax
※応募特典シリアルナンバー封入、メンバー生写真封入
【通常盤】
CD only / SRCL-11928 / ¥1,000+tax

●TYPE-A
<DISC1>
1.流れ弾
2.Dead end
3.ソニア
4.流れ弾 -OFF VOCAL ver.-
5.Dead end -OFF VOCAL ver.-
6.ソニア -OFF VOCAL ver.-
<DISC2>
1.流れ弾 -MUSIC VIDEO-
2.SAKURA MEGURI
齋藤冬優花×菅井友香×守屋茜
渡辺梨加×渡邉理佐×増本綺良
3.Sakurazaka46 BACKS LIVE!! 〜Center Performance Collections〜
オープニングVTR
Nobody's fault
Plastic regret
半信半疑
BAN -Day1-

●TYPE-B
<DISC1>
1.流れ弾
2.Dead end
3.ジャマイカビール
4.流れ弾 -OFF VOCAL ver.-
5.Dead end -OFF VOCAL ver.-
6.ジャマイカビール -OFF VOCAL ver.-
<DISC2>
1.流れ弾 -MUSIC VIDEO-
2.SAKURA MEGURI
井上梨名×幸阪茉里乃×関有美子×守屋麗奈
遠藤光莉×藤吉夏鈴×山天
3.Sakurazaka46 BACKS LIVE!! 〜Center Performance Collections〜
Nobody’s fault -Day1-
Microscope
偶然の答え
君と僕と洗濯物
インタビューVTR

●TYPE-C
<DISC1>
1.流れ弾
2.Dead end
3.On my way
4.流れ弾 -OFF VOCAL ver.-
5.Dead end -OFF VOCAL ver.-
6.On my way -OFF VOCAL ver.-
<DISC2>
1.流れ弾 -MUSIC VIDEO-
2.Dead end -MUSIC VIDEO-
3.SAKURA MEGURI
小池美波×小林由依×大園玲
大沼晶保×武元唯衣×田村保乃
4.Sakurazaka46 BACKS LIVE!! 〜Center Performance Collections〜
ブルームーンキス
最終の地下鉄に乗って
思ったよりも寂しくない
BAN -Day2-

●TYPE-D
<DISC1>
1.流れ弾
2.Dead end
3.無言の宇宙
4.流れ弾 -OFF VOCAL ver.-
5.Dead end -OFF VOCAL ver.-
6.無言の宇宙 -OFF VOCAL ver.-
<DISC2>
1.流れ弾 -MUSIC VIDEO-
2.無言の宇宙 -MUSIC VIDEO-
3.SAKURA MEGURI
上村莉菜×尾関梨香×原田葵
土生瑞穂×松田里奈×森田ひかる
4.Sakurazaka46 BACKS LIVE!! 〜Center Performance Collections〜
Nobody's fault -Day2-
それが愛なのね
なぜ 恋をして来なかったんだろう?
Buddies
BAN

●通常盤
1.流れ弾
2.Dead end
3.美しきNervous
4.流れ弾 -OFF VOCAL ver.-
5.Dead end -OFF VOCAL ver.-
6.美しきNervous -OFF VOCAL ver.-

櫻坂46 公式サイト

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