Aile The Shota、RAN、REIKO、RUI……BE:FIRSTとは違う道を歩み始めた4人 それぞれのポテンシャルを考察
番組中に成長を遂げたレイコ
未経験ながら、オーディション中に大きな成長を遂げたのが“レイちゃん”ことカドサワンレイコ(REIKO)だ。最初は全くできなかったダンスもめきめきと上達し、もともと好きだった歌には磨きをかけていった。
そんなレイコの成長を見ていたSKY-HIからかけられたのは「オーディション応募時と最終審査時ではやりたい音楽の価値が違うものになっているのではないか」ということだった。BE:FIRSTのメンバーとして音楽をやる以外にも、さまざまな道がある。どのような形で音楽をやるのがレイにとってベストなのか。それを探すための時間がまだ必要なのだろう。
BMSGとは育成生として契約しているが、SKY-HIのオリジナルアルバム『八面六臂』に参加する。また、Aile The Shotaとともに10月29日開催のアルバム『八面六臂』発売記念スペシャルライブにも出演予定だ。
SKY-HIを虜にしたルイ
BMSGと育成生として契約したのはランとレイだけではない。4次審査第3ステージでオーディションを離れることとなったルイ(RUI/川島塁)もそのひとりだ。
最年少ながら、SKY-HIの心を掴んで離さなかったルイ。圧倒的に褒められる機会が多かったこともあり、最終審査の手前でルイが離れることを意外に感じた人も多かったのではないか。ただ、グループとして活動していくなかで、基礎を仕上げる前に成熟してしまうことをSKY-HIは懸念。才能があるからこそ、きちんと基礎を積み重ねることを優先させたのかもしれない。
デビュー前ながら、ルイも『八面六臂』に参加する。参加曲の「14th Syndrome」にはオーディション参加者のタイキ(TAIKI/溝口太基)とラッパー・edhiii boiもフィーチャリングされており、多くの人を惹きつけた歌声をどのように響かせてくれるのか楽しみだ。
BE:FIRSTとは違う道を歩み始めた4人
普通、こういったオーディションでグループとしてデビューができなければ「脱落」といった言葉が使われる。が、彼らにはそれが似合わない。メンバーに選ばれなかったのではなく、違う道を示されただけなのだ。グループで活動は多岐にわたる。そのなかで、フィットする感覚が得られないメンバーもいるのは間違いない。しかし、オーディション中に本人がそれを考えるのは難しい。迷いがあればパフォーマンスが落ちる。SKY-HIがその適性を見極め、最終審査時にできうる最良の選択をした。新しい可能性を示されたメンバーの未来はさまざまな選択肢がある。彼ら自身はどのような道を選ぶのか、楽しみに見守りたい。