ナオト・インティライミが歩んだ10年間 日出づる国のお祭り男、唯一無二の音楽性とキャラクター

ナオト・インティライミ、10年の歩み

 2度目の世界旅行の後、ナオトの音楽性は大きく変化した。それを象徴しているのが「ハイビスカス」(2018年7月)。最先端のEDM系と民族音楽的なパーカッションを組み合わせたトラックは、明らかに新機軸だった。グローバルポップの潮流、土地に根差した伝統的な音楽を融合させ、今の時代にアジャストしたJ-POPに結実させる。「ハイビスカス」で提示したスタイルは、2017年以降のナオトの音楽的な指針になったと言っていいだろう。

ナオト・インティライミ「ハイビスカス」Music Video

 進化と変化を繰り返すサウンドメイクとは対照的に、聴く人の感情に寄り添い、鼓舞し、元気づけるリリックの在り方は、デビュー以来ずっと一貫しているように感じる。たとえばベストアルバムにも収められている「たいせつな」における〈勝っても負けても できてもできなくっても それより 大切なことがあるの〉というライン。成功だけがすべてではない。どんな状況であってもすべての人の存在は素晴らしく、かけがえのないものなんだーーこの曲に込められたメッセージは、ナオト自身の人生観や価値観と強く結びついているのだと思う。

 2019年秋に<ユニバーサルミュージック ラテン>と契約し、世界デビューを果たしたナオト。昨年はTikTokなどのプラットフォームを活かした配信ライブを積極的に行い、今年7月10日には、東京ガーデンシアターで『10周年ナオトの日スペシャルLIVE 2021〜じゅっしゅぅ、じゅっしゅぅ、10周年!!あなたが思うよりおまっトゥリです!!〜』を有観客で行うなど、コロナ禍においても活動を継続し、ファンとのコミュニケーションを図ってきた。さらに10月から12月にかけて10周年記念ツアーもスタート。10年のキャリア、音楽的な変化がリアルに刻まれたベストアルバム『The Best -10thAnniversary-』、そして、本作を引っ提げたツアーを契機に、ナオト・インティライミの魅力はさらに多くの音楽ファンに伝わることになりそうだ。

■ナオト・インティライミ関連リンク
・10周年配信リンク https://umj.lnk.to/10best
・10周年公式Twitter https://twitter.com/Naoto10Anniv
・10周年特設サイト http://naoto10th.jp/
・10周年POP-UP STORE https://www.universal-music.co.jp/naoto-inti-raymi/news/2021-09-17/
・Official HP http://www.nananaoto.com/
・Twitter https://twitter.com/naotointiraymi (@naotointiraymi)
・Instagram https://www.instagram.com/naotointiraymi_710/ (@naotointiraymi_710)
・TikTok https://www.tiktok.com/@naotointiraymi (@naotointiraymi)
・Blog http://ameblo.jp/nananaoto/
・UNIVERSAL MUSIC HP http://www.universal-music.co.jp/naoto-inti-raymi

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