『THE FIRST』より誕生したBE:FIRST MANATOとRYUHEI、ギャップでも心掴む無敵のオールラウンダー

RYUHEI
RYUHEI

 そんなMANATOに次いでデビューメンバーとして名前を呼ばれていたのが、RYUHEIだ。14歳という若さながら、人を魅了するパフォーマンスを見せるスーパー中学生である。2次審査でのパフォーマンスを見て驚いた人も多いのではないだろうか。SKY-HIと話をしている時はやや緊張している様子が見られたが、歌い出すとまるで別人のよう。歌のテクニック面はもちろんだが、独自の世界観がしっかりあり、聞く人、見る人をそこに引っ張り込んでいた。「Shining One」でも楽曲の色を決めるのに最も重要になると言っても過言ではない出だしを担当。見事にリスナーの心をキャッチしている。さらにダンスも秀逸だ。リズムのとり方や体幹の強さなどもあるが、ダンスでもまた彼の世界観なるものがある。14歳とは思えない大人っぽさがあり、この先どこまで進化していくのかが非常に楽しみである。

 また、RYUHEIのパフォーマンスにおける独特の世界観は、考え方にも表れているように感じる。『THE FIRST』では様々な場面でインタビューを受けていたが、そこで見える考え方やワードチョイスなども特徴的だ。例えば、合宿審査の2次審査中、「キツいからこその楽しみがある」と語っていたRYUHEI。14歳でその境地までたどり着けていることがすごい。こうした大人びた面も彼の魅力のひとつなのだろう。

 だが、一度ステージを降りれば“普通の中学生”というギャップも。「人とコミュニケーションを取るのが苦手」と言っていたが、オーディションを通して徐々に周りと打ち解け、無邪気な笑顔も多く見られるようになってきた。さらに、BE:FIRSTメンバーとなって以降も年上メンバーに愛でられながら甘える無邪気な末っ子気質を発揮。「GENTLEMAN OF THE FIRST」で最下位になった時も、「RYUHEIは赤ちゃん」(SOTA)、「服は脱ぎっぱなし」(SHUNTO)とイジられていたが、年上メンバーたちが可愛くて仕方がないと思っている様子がひしひしと伝わってきた。ここでも、人を惹きつける才能を発揮しているのだろう。

 魅力的なメンバーが集っているBE:FIRST。MANATOとRYUHEIという無敵のオールラウンダーがいることで、グループのスキルがぐっと高まっているはずだ。そして若い彼らのこの先の成長も楽しみだ。

(※1)https://befirst.tokyo/news/

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