日向坂46とオードリーが生み出す深夜の熱狂 佐々木久美、潮紗理菜、松田好花、上村ひなの……4人の活躍から考察

 2期生の松田はラジオ好きで放送作家的な視点をもつクレバーなメンバーだ。『ひなあい』では加藤史帆、佐々木久美、渡邉美穂、富田鈴花のように切り込んでいくメンバーがいる一方で、松田は押し引きのバランスが非常に絶妙。そんな中でもひな壇に座ると、リアクションも大きく、人一倍収録を楽しんでいるのが見て取れる。佐々木久美と同様、“リトルトゥース”で、オードリーへのリスペクトも強い。オードリーがよく話題にあげる『キン肉マン』についても猛勉強して番組内の企画で結果を残したのは、努力家の松田らしい姿だった。

 3期生の上村は「いつでもどこでも変化球、ひなのなの」というキャッチコピーで知られるが、見事なまでにそのフレーズと実際のキャラが合致している。先日『ひなあい』で放送された「トーク盛りすぎ注意!第3回 高瀬愛奈“それは盛ってるで~”」企画では自らのことを「われ」と言い出したり、ついつい買い過ぎてしまうローソンのホットスナック「からあげクン」を食べきれず「冷凍している」と明かすなど、切れ味鋭い変化球を投げて、スタジオを沸かせていた。ワードセンスが独特で、大喜利企画では爆笑をかっさらったこともあるが、「大喜利のフリップを出すタイミングが違った」と収録後に号泣したエピソードを持つほどの向上心の持ち主でもある。

 こうして4人の『ひなあい』における立ち位置やキャラクターについて考えるだけでも、全員がスペシャルな存在であることがわかるが、そのうえ日向坂46にはほかに、18人の個性豊かなメンバーがいる。バラエティ業界が熱視線を送り、“今や日向坂46メンバーを見ない日はない”というほどの躍進ぶりを続けているが、今後もオードリーとの相乗効果で、快進撃を続いていきそうだ。

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