日向坂46とオードリーが生み出す深夜の熱狂 佐々木久美、潮紗理菜、松田好花、上村ひなの……4人の活躍から考察

『ひなたざか』

 日向坂46の佐々木久美、潮紗理菜、松田好花、上村ひなのが、9月1日放送の『あちこちオードリー』(テレビ東京)にゲスト出演を果たした。「深すぎるバラエティの悩みを激白」といったテーマをベースにトークが展開され、松田が涙を流すシーンもあり、おひさま(※日向坂46ファンの呼称)の間で話題になった。

 日向坂46とオードリーといえば『日向坂で会いましょう(以下:ひなあい)』(テレビ東京)で長らく共演し、毎週深夜とは思えないほどの“熱狂”を生み出している。お笑い好きのキャプテン・佐々木久美を筆頭にした個性豊かなメンバーとオードリーの相性は抜群に良く、“おひさま”から“リトルトゥース”(※『オードリーのオールナイトニッポン』(ニッポン放送)リスナーの呼称)に、“リトルトゥース”から“おひさま”になった人も多くいることだろう。相乗効果でファンを拡大させている印象だ。

 前述の通り、佐々木久美は、トークスキルも高く、番組作りにおける空気を読む能力にも長けている。プレイヤーとしても、タイミングを見ながら、前に出て笑いを取ろうとする貪欲な姿勢を持っていて、度胸もセンスも満点だ。オードリーの2人もそんな佐々木久美には絶大なる信頼を置いている印象で、彼女のボケに対しては、思う存分ツッコミを入れ、それにより番組は熱を帯びていく。バラエティ番組で常に活躍するのは、決して簡単なことではないと思うが、佐々木久美はそんな姿を体現し続けている。

 潮は日向坂46の“聖母”としておひさまの間で認知されている人格者だ。そんな彼女だが、『ひなあい』ではどこかトリッキーな印象が強く、ガムランボールなどの独特なインドネシア(※潮は幼稚園から小学3年生までインドネシアに住んでいた)アイテムを持ち込んだり、「8を見つけると『ハチ〜!』と叫んでしまうエピソード」をメンバーに紹介されるなど、唯一無二の存在感を放っている。想像していなかった角度から、番組に流れる空気を変えてくれる貴重なメンバーのように思う。

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