JO1、オンラインでも届けてきた力強いパフォーマンス デビュー後初有観客ライブに向けて振り返る歩み

 今年の2月20日に開催されたオンライン単独ライブ『JO1 Live Streaming Concert「STARLIGHT DELUXE」』は、前回のライブより全てがグレードアップ。「JO1と一緒に宇宙旅行」がコンセプトとなっており、宇宙船にJAMが乗り込み惑星へ向かうオープニング映像に心が躍った。「GO」では鶴房汐恩、木全、大平、白岩が堂々としたラップを披露。「やんちゃ BOY やんちゃ GIRL」では鶴房が「豆ちゃーん!」と叫び、思わずメンバーが笑ってしまう微笑ましい場面も。與那城が作詞に参加、川尻蓮が振付を担当した「My Friends」ではメンバーの仲良しっぷりを垣間見ることができた。そして、約1年ぶりのパフォーマンスとなった「YOUNG」ではしなやかさと強さを合わせた華麗なダンスで魅了。かと思えば「Safety Zone」では色気たっぷりのダンスを披露し、「So What」では豆原がセクシーな“舌ペロ”をバッチリと決め、画面越しに多くのJAMを沸かせたに違いない。また、生バンドでの「GrandMaster」と「OH-EH-OH」も忘れられない。配信ながら、臨場感が伝わってくる力強いパフォーマンスだった。

 アンコールでは「僕たちのスタート地点」と豆原が言う“プデュ”のテーマ曲「ツカメ〜It's Coming〜」とデビュー曲「無限大(INFINITY)」を披露。木全が〈JAMとのFantasy〉とアドリブで歌詞を変えて歌い、もはや余裕すら感じた。最後に與那城が「この旅は終わりですけど、僕たちのストーリーはまだまだ続きます」と締めくくった通り、その後、2021年のJO1は快進撃を続けることになる。

 JO1の魅力は11人全員が成長し続け、クール、キュート、セクシーなど多様なコンセプトの楽曲をどれもしっかりと“JO1のもの”にできているところだろう。最近は音楽番組で他アーティストの楽曲を歌う機会も増えてきたが、どの楽曲もただのコピーではなく自分たちの色を出しつつ披露しているのが印象的だ。今回こうして彼らのパフォーマンスについて振り返ると、さらに11月のライブが楽しみになってくる。その日を期待して待ちたい。

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