乃木坂46 掛橋沙耶香、自らの手で切り開いた明るい未来 4期生曲センター以降の葛藤から初選抜メンバーへと至る“茨の道”

 乃木坂46の掛橋沙耶香が、9月22日リリースの28thシングル『君に叱られた』で初選抜メンバーに選ばれた。選抜発表が行われた『乃木坂工事中』(テレビ東京系)のオンエアで、掛橋は「いろいろと思うことはあるんですけど」と話し始め、言葉を詰まらせながら、涙を堪えるようにして斜め上を向く。その後に出てきたのは応援してくれていたファンへの感謝の気持ち。一方で掛橋は自身のブログで、加入からこれまでの期間を振り返り「「茨の道」でした」と綴っている。

『アップトゥボーイ Vol.293』

 掛橋自身も触れているように、4期生は加入時から十分恵まれた環境にいる。初お披露目の『お見立て会』は日本武道館。そこから1年を待たずしてスタートした冠番組『乃木坂どこへ』(日本テレビ系)。そして、「キスの手裏剣」を皮切りにコンスタントに与えられた4期生曲もその一つに数えられる。

 4期生曲は「キスの手裏剣」「4番目の光」「図書室の君へ」「I see…」「Out of the blue」「猫舌カモミールティー」の6曲。掛橋は「図書室の君へ」で遠藤さくらに次いで2番目に4期生曲のセンターとなった。イントロから始まるポエトリーリーディングに加え、「本」がテーマにあるのは読書が趣味の掛橋に当て書きしたような楽曲。MVでは、満面の笑みを浮かべる掛橋が印象的だ。4期生にとっての初公演『3人のプリンシパル』でも、掛橋は会場で推しタオルを見つけては飛び跳ねるようにして感情を爆発させるーーそんな嘘のつけない純粋無垢なメンバーだった。

乃木坂46 『図書室の君へ』Short Ver.

 しかし、視点を変えれば「図書室の君へ」は遠藤がセンターを飾り、賀喜遥香と筒井あやめがその両翼を担った24thシングル『夜明けまで強がらなくてもいい』の収録曲。さらに早川聖来、田村真佑と4期生曲でセンターを務めたメンバーが選抜へと歩みを進めていく中、掛橋の名前が呼ばれることは一向に来なかった。もちろん、ほかにも選抜に選ばれていない4期生はいるが、センターを飾りながら選ばれていないという掛橋にしか分からない苦悩もあったのではないかと想像する。筆者の主観(と本人の反抗期)も少々あるが、「図書室の君へ」以降から段々と掛橋の笑顔が見られなくなったように思える。



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