SixTONES、YouTube限定パフォーマンス企画で見せた多面的なパフォーマンス力 「マスカラ」「フィギュア」から考察

SixTONES – フィギュア [PLAYLIST - SixTONES YouTube Limited Performance - Day.2]

 8月11日Day.2で披露したのが「フィギュア」。「マスカラ」との振り幅が大きく、同一グループのパフォーマンスとは思えないほどの爽やかさだ。

 サビから入る本楽曲。歌い出しのジェシー、その後ろにはポーズをとって静止したままの田中と松村。続いて京本のパートへ。森本と髙地も同じく静止。タイトル通り“フィギュア”を思わせる始まりだ。

 Aメロからポップな音に合わせて体を揺らす6人。ボーダーTシャツにスカーフをキュッと結んだマリンルックの京本。すでにYouTubeで公開されている「フィギュア」のMVに登場する主人公とお揃い。スカーフを揺らしながら歌う姿が可愛らしい。

 歌詞には季節を感じさせる描写は登場しないのだが、MV同様にアイテムが夏を感じさせる。夏の海辺を思わせるカラッとしたライティング、衣装も白をベースにして、雨あがりの虹を彷彿とさせるカラーリングのアイテムによって爽やかな印象に。

 「マスカラ」に引き続き「フィギュア」でもソロパートでフォーカスされた京本。「マスカラ」では相手を翻弄するかのようないたずらっぽい視線をみせたのに対し、「フィギュア」では表情を柔らかく、微笑みながら肩を上げながら歌ったり、萌え袖で指さししたり。

 歌唱も、京本と松村による伸びやかで透明感あるユニゾンを筆頭に、ラップの印象が強い田中も解放感あふれる軽快なタッチで、森本と髙地の歌声には肩の力を抜いてくれるような優しさを感じ、そして〈あるがままで〉と、背中を押してくれるように歌うジェシー。SixTONESが隣に座って励ましてくれるような、彼らをより身近に感じられる歌唱と、可愛らしい振り付け、清々しい気分にさせてくれるパフォーマンスをみせた。

 「マスカラ」と「フィギュア」の対照的な雰囲気。これまでも様々なジャンルの楽曲を歌ってきた彼らの多面的なパフォーマンス力がここでも大いに発揮されていた。

 そして、8月13日のDay.3では「僕が僕じゃないみたいだ」(Dramatic Rearrange)を配信。2021年2月17日リリースの4thシングルの表題曲であり、Dramatic Rearrange版は、『マスカラ』の通常盤に収録されている。

SixTONES – 僕が僕じゃないみたいだ(Dramatic Rearrange) [PLAYLIST - SixTONES YouTube Limited Performance - Day.3]

 YouTubeでの公開は上記3曲だが、カップリング曲には他にも「Make Up」(初回盤A)、「Lost City」(通常盤)が収録されている。どこかで披露してくれることを願うばかりだ。

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