BTS JUNG KOOK、JIMIN、Vの“マンネライン” キシリトールCMからも見えた絶妙なバランス

 JUNG KOOKは「黄金マンネ」の異名を持つ天才肌。何事も器用にこなしながらも、常に「自分がメインボーカルでいいのか」と自問自答する健気な心の持ち主でもある。そんな彼を年上メンバーたちはいつも「さすがうちの黄金マンネだ」と認めていることから、年上メンバーたちへの尊敬と愛情も人一倍強い。確かな信頼関係に自信を持ち、本来の力を開花させることができるJUNG KOOK。そして、その黄金マンネの強烈な突き上げとリスペクトに応えたいという思いから、それぞれのメンバーが努力を続けていく。それがBTSに渦巻く好循環だ。

 そのBTSの努力を象徴しているのが、JIMINである。唯一無二の歌声を持ち、自由自在に体を動かし、存在そのもので音楽を表現することができるパフォーマンススキルは、かつてJIMINが朝4時まで練習し、6時半には起きて練習していた厳しい日々があればこそ。自らも移動時間や歌えるところでは、どこでも練習をしていたというJUNG KOOKが、インタビューで「僕の基準ではJIMIN兄さんは、1番自分自身に厳しく、一番一生懸命な人」と話していたほどだ。

 そんなストイックなメンバーが多くいるBTSが、決してドライな空気だけにならず、のびのびと穏やかな空気が流れているのは、Vの存在が大きいように思う。当初、年上メンバーの中で恐縮していたJUNG KOOKが初めて心を許したのもVだと語られており、JIMINにとっては同じ1995年生まれということからお互いに「親友」「相棒」と呼ぶ仲だ。Vは感情をストレートに出すことができる素直な性格で、そのまっすぐさゆえにメンバーの心の壁を突破していく。その柔らかな存在感から、BTSにいつも笑顔をもたらしてきた。

 才能と努力、そして愛嬌。BTSの真髄ともいえるエッセンスが、あのマンネラインの座る小さなソファにギュッと詰まって見えるのかもしれない。そのどれかが特出しているだけでも、きっとこれほど多くの人の心を魅了しなかっただろう。マンネラインが織りなす絶妙なバランスを、これからも楽しみながら見守っていきたい。



インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「アーティスト分析」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる