嵐、ファンに寄り添い続けた2021年上半期 休止後も新境地切り開く、メンバーそれぞれの活動
俳優として多忙な日々を送る松本潤、YouTubeも好調な二宮和也
活動休止後、暫くはゆっくりと過ごしていたという松本潤にも、にわかに忙しい日々が戻ってきたようだ。1月には2023年に放送予定の大河ドラマ『どうする家康』(NHK総合)の主演を務めることが発表された後、同じく松本主演による人気ドラマシリーズ『99.9‐刑事専門弁護士-』の映画化も発表されるなど、これまで以上に俳優としての活躍が期待される。そんな中、ファンにとってさらなる嬉しいサプライズも届けられた。昨年11月に新国立競技場から配信された『アラフェス2020』のライブ映像『ARAFES 2020 at NATIONAL STADIUM』が7月にリリースされることに続き、2019年12月23日に1日限りのシューティングライブとして収録された初のライブフィルム『ARASHI Anniversary Tour 5×20 FILM “Record of Memories”』が第24回上海国際映画祭でワールドプレミア上映されることが発表されたのだ。発表の際のコメント動画で久々に元気そうな姿を見せた松本に、SNSはファンの歓喜の投稿で溢れた。さらに日程など詳細は未定だが、日本国内でも上映を予定しており、久々に大きな画面で嵐5人の姿を見ることができる日が今から楽しみである。
#嵐 #ARASHI #5x20FILM #RecordofMemories pic.twitter.com/gvNPlHT6k0
— ARASHI (@arashi5official) June 14, 2021
レギュラー番組『ニノさん』(日本テレビ系)に加え、YouTubeにて公式チャンネル「ジャにのチャンネル」を開設し、新境地を開拓しているのが二宮和也だ。中丸雄一(KAT-TUN)、山田涼介(Hey! Say! JUMP)、菊池風磨(Sexy Zone)と共に、斬新な企画動画を次々と公開し、チャンネル登録者数257万人(6月28日現在)を突破。まさに破竹の勢いとなっている。また、二宮の誕生日(6月17日)にはYouTube生配信も行い、ファンと同じ時間を共有。配信中にはファンからのコメントを読みあげる場面もあったが、最も話題となったのがお祝いコメントを送ってきた人について告白したシーンだ。二宮は菊池から誰から連絡があったか尋ねられると「一番最初にリーダーから来たよ。0時7分」と大野智が一番乗りであったことを告白、内容は「早く40代になれ」だったという。同時に相葉、櫻井、松本と嵐全員から祝福メッセージが届いたことも明らかになった。このエピソードを受けて、活動休止から半年が経とうとも嵐のグループメールが稼働していることが伝わり、安堵したファンもきっと多かったはずだ。
番組や配信などを通じ、メンバーそれぞれがグループについて触れることで、嵐の絆や存在を再確認できることはファンにとって大きな支えである。また櫻井・相葉ペアの三ツ矢サイダー、相葉・二宮によるライオン「いっしょだと最高!キャンペーン」など、コンビでのCM出演によって頻繁にメンバーが一緒にいる姿を目にすることができるのも嬉しい限りだ。
そして櫻井・相葉は、NHK東京2020オリンピック・パラリンピック放送スペシャルナビゲーターに就任。当初は嵐5人で務める予定であったが、コロナの猛威によって大会そのものの会期が1年延期。その間に嵐が活動休止となったこともあり、スポーツやオリンピックと縁深い2人がグループの想いを胸に、今回の大役に挑む。同時に、NHK2020ソングとして制作された嵐の楽曲「カイト」が引き続き使用されることも決定した。活動休止期間中もファンの気持ちに寄り添い、嵐が届けてくれるひとつ一つのプレゼントを楽しみに、変わらず風を送り続けたい。
■北村由起
ライター・エディター。出版社勤務、情報誌編集長を経てフリーに。情報誌、webマガジン、ムック等を中心に執筆。ジャニーズウオッチャー。