BTS J-HOPE&RM、ピンチの時は真っ先に手を差し伸べ合う二人
BTSのJ-HOPEが、音楽プラットホーム「Spotify」にて、韓国アーティスト初の記録を樹立した。ミックステープ『Hope World』が、ストリーミング累計3億回を突破(4月15日現在)。韓国のソロ歌手すべてのアルバムとして初の快挙だという。
『Hope World』は、J-HOPE自ら作詞、作曲、プロデュースを手掛けた初のミックステープ。2018年3月に発表され、1年で2億回を突破し、今回3億回達成という息の長い人気を誇っている。
本名「Jeong HoSeok」の“J”と、希望を意味する“Hope”を足して、J-HOPEと名乗った彼は、その名の通りBTSというグループの明るい光だ。自らを年上組と年下組をつなぐ役割を担っているとインタビューでも答えているが、その柔らかな物腰でメンバーを盛り上げていく姿に、リーダーのRMも「もしほかのメンバーにリーダーを任せるならJ-HOPEだ」と話しているほど。
“Hope World”というフレーズを耳にすると、2019年に発表された「Boy With Luv」を思い出す。J-HOPEのラップパートに入る直前、〈Hope World〉という掛け声が入るのだ。これを仕掛けたのはRMだった。
RMはV LIVE「RM - MAP OF THE SOUL : PERSONA Behind」にて、このときのエピソードを語っている。「ホビ(J−HOPE)のラップがすごく良く書けていたんですよ。でもなんか少し物足りないと、僕にSOSを出して少し修正した部分があります」と話し、「ホビが歌い始めるときの〈Hope World〉ってあるでしょう? それは私が考えました! ハハハ」と嬉しそうに続ける。
RMも自分のパートを仕上げなければならなかったが、J-HOPEのSOSを最優先で取り組んだこと。そして、何よりも一緒に磨き上げる作業が楽しくて仕方ないといった表情で、J-HOPEのパートを聴き返す様子が印象的だった。
J-HOPEとRMの友情があってこそ生まれた「Boy With Luv」だと思うと、改めて“24時間で最も視聴されたYouTubeビデオ”、“24時間で最も視聴されたYouTubeミュージック・ビデオ“、“24時間で最も視聴されたK-POPグループによるYouTubeミュージック・ビデオ”と、3つの世界記録(当時)を達成した喜びもひとしおだ。