BTS V&JIMIN、練習生時代から続く2人の物語 共に泣き笑う親友のような存在
BTSのVが、3月24日韓国のバラエティ番組『You Quiz on the Block』(tvN)に出演し、練習生時代のあるエピソードを明かして話題になった。Vは練習生時代、あまりの辛さから父親に「もう辞めたい」と吐露したことがあったというのだ。
デビューを目指してソウルに上京したV。寄宿生活で不便だったのは「家族に会えなかったこと」だと話す。両親が住む巨済島とソウルの距離は、バスでおよそ5時間という長距離。それにも関わらず「30分でも会えたら」と父親はVのもとへ度々遊びに来てくれたのだそう。
限られた家族水入らずの一時。もちろん帰りの時間には、寂しさが募り、幼いVは父親に「行かないで」と涙を流して訴えたこともあったという。さらに、練習生生活があまりにも辛いために電話をかけて「辞めたい」と打ち明けたこともあったと続けた。
そんな息子の涙の訴えに、Vの父親は「辛かったら辞めてもいい。ほかに仕事はたくさんあるから、違う職業を探してみよう」と言ってくれたというのだ。Vは返す言葉が見つからず「辞めたい」と言った自分を、とても恥ずかしく思ったという。
そして時が経つにつれて「あの言葉は感動だった」と、父親がどれだけ懐の深い人であるかを痛感しているとも。息子の思いを受け止める温かく大きな器を持つ父親。その思慮深さを尊敬するだけではなく、「昔の写真を見ると、父親のほうがハンサムだ」とも語っていたV。番組では父親の写真も公開され、Vとよく似た顔立ちに驚きの声が上がった。
Vの練習生時代を支えた存在といえば、BTSのメンバーの中にも1人、欠かせない人がいる。それは同じ1995年生まれの同級生・JIMINだ。V LIVEの『BTS BON VOYAGE Season 2』で披露された、VからJIMINへの手紙は忘れられない1シーンとして記憶に刻まれているというARMY(ファン)も多いのではないだろうか。
何もわからないまま、地方からソウルへと上京した2人。朝、同じ宿舎から、同じ制服を来て、同じスクールバスに乗って、同じ学校に通った日々。一緒にご飯を食べて、一緒に練習室で汗を流し、一緒の宿舎にまた帰っていく……そんな生活を続けた結果「2人といない本当に大切な友だちになっていった」と手紙を綴ったV。
辛いときには共に泣いて、嬉しいときには共に笑って……そんな存在はJIMINしかいなかったという手紙は、今回のVと父親に「辞めたい」と涙ながらに訴えたエピソードを重ねて読むとより一層、目頭が熱くなる。