プロダンスリーグ『D.LEAGUE』ROUND.8レポート 勝利の鍵は“新しいエンタテインメント”に懸ける意志

プロダンスリーグ『D.LEAGUE』ROUND.8レポート 勝利の鍵は“新しいエンタテインメント”に懸ける意志

 日本発のダンスプロリーグ『第一生命 D.LEAGUE』のROUND.8が4月20日に行われ、FULLCAST RAISERZが92点(ジャッジ72点+オーディエンス20点)を獲得。総合ランキングでも首位となり、長らく君臨していたavex ROYALBRATSから王座を奪った。

 リーグの初年度となる今年は、1月10日から全12ラウンドのレギュラーシーズンがスタート。参加チームはavex ROYALBRATS、KADOKAWA DREAMS、KOSÉ 8ROCKS、CyberAgent Legit、SEGA SAMMY LUX、SEPTENI RAPTURES、FULLCAST RAISERZ、Benefit one MONOLIZ、USEN-NEXT I’moonの9組。ラウンドごとに各チームが8人編成で2分から2分15秒のパフォーマンスを繰り広げる。レギュラーシーズンの上位4チームでチャンピオンシップを行い、セミファイナルを勝ち抜いた2チームがファイナルに進み、チャンピオンが決定する。

 期せずして独創的なナンバーが連発された前回の勝者は「ロックとヒップホップをもう一度クロスオーバーさせる」というコンセプトでヒップホップの4大要素と「知識」を表現したSEPTENI RAPTURES。今回もチャンピオンシップへの進出をかけ、各チームがどのようなナンバーを用意してくるのか注目されていた。

 今回の審査員はレギュラージャッジである坂見誠二(DANCER JUDGE)、黒須洋嗣(ENTERTAINER JUDGE)の2名、そしてラウンドごとに異なるゲストジャッジはダンサーのKojiとKATSU ONE、JuNGLEの3名がDANCER JUDGEを、田村淳とはるな愛、KEN THE 390がENTERTAINER JUDGEを採点する。

 本日最初のパフォーマンスはCyberAgent Legit。クラシック調な音楽の上で魅せた前衛的な前回とは打って変わってファンキー&パワフルに「ダンスの楽しさ」を表現し、57.5点を獲得した。これにKojiは「自分が重きを置いているキレやエナジーをもっと振り切ったら良かった」と辛口。今回はゲストのDANCER JUDGEが目を光らせる場面が目立った。

 続く「自分たち自身」をコンセプトに前回最下位のリベンジを狙うKADOKAWA DREAMS、膨大な練習で得た緻密なシンクロで「今の最大」を演じた4番手のUSEN-NEXT I’moon、今回も新しいアイデアによるブレイキンで完成度の高いナンバーをぶつけた5番手のKOSÉ 8ROCKSが65.5点で並ぶ。3番手・SEGA SAMMY LUXは持ち前のデジタルサウンドではなく生音主体で踊ったものの61点と伸び悩む。

 3者が拮抗するなか前回覇者のSEPTENI RAPTURESはやはり強かった。現実とスローモーションな時間が交差するような世界観を椅子を用いて表現し、最後はハウスとポッピン、ヒップホップをフュージョン。これが辛口ジャッジさえ唸らせる72点(坂見8.5/Koji9/JuNGLE8/KATSU ONE8.5/黒須9.5/田村9.5/はるな10/KEN9)で他チームを大きく引き離す。KEN THE 390は「出てきた時から衣装がお洒落。頭からではなく、見ようとさせてからカマしてくる差し引きのバランスが良くてあっという間の2分だった」と評した。

 そして12センチのヒールを履いたメンバーを含みつつ力強くエキゾティックに決めたBenefit one MONOLIZは63点。坂見は「もっと分かりやすく技や技術を見せた方が良い」とエ―ルを贈る。

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