プロダンスリーグ『D.LEAGUE』ROUND.5レポート 高得点の嵐、“コンセプトで魅せるダンス”が鍵に

プロダンスリーグ『D.LEAGUE』ROUND.5レポート 高得点の嵐、“コンセプトで魅せるダンス”が鍵に

 日本発のダンスプロリーグ『第一生命 D.LEAGUE』ROUND.5が3月3日に行われ、SEPTENI RAPTURESが89点(審査員74点・オーディエンス15点)を獲得し、高得点の連発される接戦を制した。

 リーグの初年度となる今年は、1月10日から全12ラウンドのレギュラーシーズンがスタート。参加チームはavex ROYALBRATS、KADOKAWA DREAMS、KOSÉ 8ROCKS、CyberAgent Legit、SEGA SAMMY LUX、SEPTENI RAPTURES、FULLCAST RAISERZ、Benefit one MONOLIZ、USEN-NEXT I’moonの9組。ラウンドごとに各チームが8人編成で2分から2分15秒のパフォーマンスを繰り広げる。レギュラーシーズンの上位4チームでチャンピオンシップを行い、セミファイナルを勝ち抜いた2チームがファイナルに進み、チャンピオンが決定する。

 前回の勝者はヴォーグとダンスホールスタイルを組み合わせたBenefit one MONOLIZ。そしてジャッジから残された「エンタテインメントとダンスのバランス」という大きな課題に対して各チームがどんなダンスを繰り広げるのか、そして総合1位のavex ROYALBRATSの牙城が崩れるのかどうかに注目が集まっていた。

 審査員はレギュラージャッジである坂見誠二(DANCER JUDGE)、黒須洋嗣(ENTERTAINER JUDGE)の2名、そしてラウンドごとに異なるゲストジャッジとして、ダンサーのSAM(DANCER JUDGE)とミラクルひかる(ENTERTAINER JUDGE)も参加した。

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 1チーム目はSEGA SAMMY LUX。前回はカンフーをテーマにした演出ありの内容だったが、今回は90年代を彷彿とさせるアディダスの赤いジャージを衣装に、直球のヒップホップで勝負。この演技が前回の優勝得点と同じ69点に至り、ROUND.5は高得点が連発される回となる。

 続く「Bボーイ、Bガールがサーカスをやったらどうなるか?」という着想のKOSÉ 8ROCKS、攻撃的なクランプスタイルで“男”を感じさせたFULLCAST RAISERZ、オリジナルの音楽と一体になって現代調で魅せたavex ROYALBRATS、ひな祭りということで女性の魅力を表現したUSEN-NEXT I’moon。前回の課題を受け、演出を抑えた内容になるかと思いきや、そんなこともない雰囲気が漂う。

 ROUND.4勝者のBenefit one MONOLIZは、トレードマークのハイヒールを使わない「ヴォーグとジャズ」を中国風な音楽とともに披露。黒須が「チーム感が素晴らしい」と評した。さらにCyberAgent Legitがロックダンスを主体にしたパフォーマンス。そしてKADOKAWA DREAMSが「超真剣×不真面目」を主題に、ボーカロイドとヒップホップを組み合わせた音楽による演技で70点を獲得。これによってFULLCAST RAISERZ、avex ROYALBRATSと、70点で1位が3チーム並ぶという目が離せない展開へ。

 しかし、それを上回る得点で今回もラストチームが勝負を決めた。「最高にお洒落で極上なショウをお届けします」と意気込んだSEPTENI RAPTURESは、テンポのかなり遅いネオソウルの楽曲で、ホワイトデーにちなんだ「男性が女性に感謝の気持ちを込める」演目を提示。まるでミュージックビデオを見ているかのような甘い空間を作り上げた。これがなんと74点。

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 これに対し坂見は「ダンサーにしかウケないソウルダンスを、ディスコを知らないはずの世代が表現した」、SAMは「コンセプトがあってもダンスがしっかり見せられるのを証明してくれた。これが本当のプロダンサー」と賛辞を贈った。

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