麒麟 川島明も夢中に! NMB48 渋谷凪咲、芸人も舌を巻くアイドル界屈指のバラエティ力

 グループを離れた個人での出演に対して、ホームとも言えるNMB48の劇場公演やコンサートでは、渋谷のバラエティ力はさらに冴え渡っている。笑いの街・大阪を代表するアイドルグループとして、NMB48は『NMB48 げいにん!』(日本テレビ)や『NMBとまなぶくん』(関西テレビ)といった冠番組でも常にバラエティ力を鍛え上げられてきた。そのグループの基盤もあってか全員がバラエティにおける対応力はピカイチであるが、それでも渋谷のリアクションやコメントの破壊力は群を抜いている。NMB48劇場支配人の金子剛も、何かあれば渋谷に話を振ることもしばしば。チームMのキャプテンだった信頼感もきっとある。ある種、ほぼ毎日お笑いを求められてきたそのグループの環境が、今の渋谷のバラエティ力を築き上げてきたとも言える。

 川島の分析に加えて、渋谷がバラエティで活躍する理由を挙げるとすれば、『NMB48 10th Anniversary Book』のインタビューで渋谷自身が語っている、「目標を決めてから番組に臨んでいること」「キャラは作らないこと」になる。最近では20年以上続くバラエティ番組『大阪ほんわかテレビ』(読売テレビ)にレギュラー出演していることで、様々な世代から声をかけてもらえるようになってきたという。すでに認知度は歴代メンバーでもトップクラスだろう。

 昨年、吉田朱里がグループを旅立ち、最後の1期生・白間美瑠の卒業も決まっているNMB48。現在、渋谷はバラエティにおいて後輩に背中を見せてくれる、グループを牽引するメンバーの一人である。

(※1)https://news.dwango.jp/tv/45926-2002

■渡辺彰浩
1988年生まれ。ライター/編集。2017年1月より、リアルサウンド編集部を経て独立。パンが好き。Twitter

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