円神 中本大賀と草地稜之、ドラマ『江戸モアゼル』『その女、ジルバ』出演で演技に磨き
2021年3月27日から放送予定のドラマ『絶対BLになる世界 vs 絶対BLになりたくない男』(CSテレ朝)に、円神の中本大賀と草地稜之の出演が発表された。中本と草地はグループの中でも、積極的にドラマへ出演しているメンバーだ。今クールもそれぞれ連続ドラマにレギュラー出演をしており、今後の飛躍に自ずと期待が高まる。
中本が今クール出演しているのは、『江戸モアゼル 〜令和で恋、いたしんす。〜』(日本テレビ系)。演じている大河内拓馬は、カフェ「蔵」のアルバイトで現役東大生。ちょっとズレているところもある天然キャラだが、仕事はしっかりこなし、先輩のフォローもする真面目なタイプだ。セリフの量は決して多くなかったが、大河内に注目をして見ると着実に中本の演技力が成長していることがわかる。そもそも初登場の時点から、彼の演技はなかなかに自然であった。仙夏(岡田結実)を初めて見た時の怪訝な顔や、カフェの客に怒られて謝りながらオロオロしている様子など心情がよく伝わってくる。そこから回を重ねるごとに、さらに自然に大河内になりきっていた様に感じる。例えば、第8話で蔵地俊介(葉山奨之)の父・蔵地幸春(手塚とおる)について言及するシーン。こういった説明系のセリフの場合、キャリアが浅いと“言っている感”が出てしまうことが少なくない。中本はそれもなく、どちらかと言うと素を感じられるほどだ。さらに、仙夏から「カフェに来てくれたお客さんと名刺交換をしろ」と詰められると、「この人は何を言っているんだ?」といった表情を浮かべる。しかも、仙夏の標的がバイト仲間の森谷香澄(藤江萌)に移った瞬間には、首を捻るという演技も見せていた。以前、中本は「最初この世界に入った時は、お芝居が本当に苦手で。もっとストレートに言うと、大嫌いだったんです。自分が一番得意なのは歌。そして、そもそも、この世界にはアイドルにあこがれて入ってきた、そんな中で、演技と言われても、正直『ん~…』という感じだったんです」と語ったことがある(※1)。だが、経験を重ねるうちに芝居の面白さを知っていったという。『絶対BLになる世界 vs 絶対BLになりたくない男』でも、また新しい楽しみや技術を吸収することができるはずだ。また一つ成長した姿を見せてくれるに違いない。