NMB48、『NAMBATTLE』全リーダー6名インタビュー 決勝直前に迫った“グループの今”

NMB48『NAMBATTLE』インタビュー(後編)

6グループのメンバー構成から感じたこと

ーーそれぞれどのような6グループが誕生したのか、グループAのLeopAjeから紹介をお願いします。

貞野:グループの半分以上を6期生が占めていて、私含めて、そこはお互いに意見を言い合える良さもあるけど、甘えてしまう部分もあるかなと思っていたので、なんとかして私が引っ張っていけたらと思っていました。公演の面からするとダンスや表情において見せ方の上手なメンバーの集まりだなと。公演のアンコールの3曲の中で何を見せたいかを考えた時に、LeopAjeの8人の中で私と北村真菜ちゃん以外はグラビアでも活躍しているメンバーなので、そこを強みに大人っぽい、セクシーな曲を選んで、LeopAjeのカラーにしようと決めました。

白間:元気可愛い、フレッシュ可愛い、ぶりっ子可愛いだったり、ふわふわした可愛さだったり、いろんな可愛いが詰まった、可愛いの食べ放題的なグループだと思います。応援してあげたいと気持ちを揺さぶられるアイドル要素もしっかり兼ね備えているメンバーたちの集まり。私はみんなの魅力を引き出せるように頑張ります。

出口:W1N-Cは名前の通りに一番勝つことにこだわったグループで、メンバー個性も強いですし、パフォーマンス面でも全てのことに対して熱意を持ったメンバーが多いので、一緒にいて刺激をもらえます。一人ひとりがこの活動に全力で取り組んでいるグループだなと、私は近くで見ていて思います。

ーースローガンも「うるせぇ!!勝つって言ったら勝つんだよ!」となかなかパンチのある……(笑)。

出口:変な人が多くて(笑)。あんちゅ(石塚朱莉)さんを始め、いろんな個性を持ったメンバーが一つになったグループだと思うので、いろんな面があるんじゃないかなと思います。昨日も公演が終わった後に、あんちゅさんが「家族構成を考えへんか?」って言い出して、「私はお父さんや」って言って帰って行きました。ほかの人を決めずに帰って行ったので、みんなよく分からないまま止まってるんですけど……(笑)。グループLINEも毎日活発に動いていて、仲がいいなって思いますね。

塩月:きゅんmartは、7期生以外はそれぞれ同期がいなくて加入期の幅はあるんですけど、先輩方がたくさんいらっしゃるので自分自身は安心して活動できるのはあります。元々キャプテンをされていた方が多いので、基本的にまとまっていて安心感もありますけど、そこに甘えてられないですし、チャレンジできることもたくさんあると思います。公演でも先輩方についていこうとする後輩の熱量もありますし、困ってる後輩がいたら先輩が手助けをしてくれたり、いい関係が保てているグループです。原かれんちゃんが足の怪我をしてしまって、今度の3クール目の公演に出られなくなってしまったんですけど、みんなで何か出来るんじゃないかって考えたりして、難波らしい熱い部分も持っているのがきゅんmartのいいところだなと思います。

杉浦:ちょうぜつかわEは、7期生が4人で、先輩と7期生で「4:4」に最初は分かれてしまっていて、私は先輩と後輩を繋げられるような人になりたいと思いました。フレッシュさはこのグループが一番だと思いますし、とにかく可愛いにこだわって、公演のアンコールの3曲は王道アイドルソング3曲の、AKB48から「#好きなんだ」「大声ダイヤモンド」「遠距離ポスター」を選んで、アイドルを前面に出しています。

中野:FRONTIERは7人で、一人少ない分、一人ひとりの個性が目立つなと思っています。ダンスが苦手なメンバーが多いからこそ、公演の1クール目から3クール目までの伸び代、成長具合を一番見ていただけますし、いろんな一面をみせていきたく、アンコールでも「虹の作り方」やったり、超アイドル選抜の「なめくじハート」で元気さを取り入れて、最後はバチっと締めたいと思って「Pioneer」を入れたんです。最初はみんなが人見知りで会話も弾まなかったんですけど、リハ期間を通してみんなが発言できるようになってきて、みんなが『NAMBATTLE』に本気なんやなと思っています。

リーダーからみた“7期生の存在”

ーー『NAMBATTLE』は、今回の公演で初めて劇場デビューを果たすメンバーもいる7期生が参加しているのも大きな特徴です。グループのリーダーから見て、7期生はどのような存在ですか?

貞野:最初はどう接してあげたらいいのか分からなかったんですけど、話しかけやすい先輩でいたいなと思っていました。休憩中でも一人で練習している(和田)海佑ちゃんを見て、「分からんところがあったら教えてな」って声をかけてあげるように意識はしていたんですけど、アンコールのラストにバキバキに踊る「Don't look back!」を持ってきていて。私が加入してすぐだったら絶対に無理ってくらい大変な曲なのに、しっかり私たちについてきてくれてることは感謝しかないですし、それをフォローできるような存在になりたいと思っています。

ーー和田さんは公演で審査員のAKIRA先生からも頑張りを評価されていました。

貞野:何から手をつけたらいいか分からないのは見受けられたんですけど、私たちは加入当初、どうやって練習してたかなとか、どういう風に先輩方との差を縮めようと思って練習してたかを思い出して、それを海佑ちゃんに伝えていました。

ーー白間さんは前回のインタビューから、今日までで7期生の2人に変化はありましたか?

白間:「もっとこうしたらいいよ」と伝えたら次の日のレッスンではちゃんと変えようっていう気持ちが伝わってきて、しっかり意識できているところがすごいなって思います。7期生が必死でついてきてくれているのを見ると、自分たちももっと引っ張っていかないとって刺激にもなりますし、根性があるなって。入ってきたばっかやのに、しっかり難波魂が漲っているなって思います。

ーー劇場公演や生配信イベントを観ていると、折坂心春さんも黒田楓和さんも自分の色をどんどん出せていっているように感じます。特に折坂さんは生配信イベントでの愛嬌を振りまくキャラクターが光っていますよね。

白間:そうなんです! 可愛いですよね。ファン心をくすぐるメンバー。ダンスができないけど必死でついていこうって不器用なりに頑張っていて、そこが応援したい、支えてあげたいって思えます。喋ればふわふわしてるんですけど、自信を持っていて言葉にできるし、しっかりしていて素敵。アイドルに向いてるって思います。

ーーW1N-Cは7期生が不在のグループです。

出口:初めての後輩が7期生なので、一緒のグループになって仲を縮めたかった気持ちはあります。W1N-Cは7期生がいなくて、公演を観た時に想像がつきやすいメンバーだと思うんですよ。7期生はこの子どういうキャラなんだろうとか、興味を持てるけど、私たちのことはすでにファンの方もある程度理解してくださっている。そこで私たちがもう一つ成長を見せられるのはパフォーマンスで自分たちを追い込むことだと思ったので、こんなにやってきてもまだまだ成長できるんだぞっていう公演にしたいと、アンコール3曲はつらいセットリストを組みました。

塩月:きゅんmartは7期生が2人いるんですけど、リハーサルの何時間も前に来て練習をしていたり、リハが終わってからもずっと残って練習をしているところを見ていて、全体でやる時にはそのスピードについてきてるのはめちゃくちゃすごいことやなと思っています。7期生がここまでやってきてるからと、私たちも刺激を受けたこともありますし、公演のMCでも普通に花梨さんのことをいじっていたりとぐいぐい入ってきてくれるので、いい関係性を保ててるなと思います。

ーーちょうぜつかわEは、7期生が4人いるグループです。

杉浦:みんな個性がバラバラで、練習の仕方が分からなくてどうしようってなってるメンバーもいれば、私が引っ張りますっていうようなメンバーもいて、彼女たちを見ることで私たち先輩メンバーも刺激になっています。初期の自分の感情を思い出せて、気づかされることも多いです。

ーー早川夢菜さんは公演でも生意気キャラが爆発しています。

杉浦:(安田)桃寧さんのキャラを奪っちゃうくらいに、ぐいぐいキャラなんですけど、裏でももっとぐいぐいしてるので、そういうところも出せたらと思います。

ーー平山真衣さんは責任感が強かったりと個性豊かですよね。

杉浦:私の100倍くらいしっかりしていて、ダンス未経験でNMB48に入ってきたんですけど、私が「難波愛」の振りを教えてもらうくらいで、内側に秘めてる思いもすごくしっかりしていて、めちゃくちゃ刺激をもらってます。

中野:私たちは7期生が2人いるんですけど、FRONTIERの起爆剤になってほしい、引っ張る存在になってほしいという意味も込めて、公演1曲目の「だってだってだって」を浅尾桃香ちゃんと瓶野神音ちゃんのダブルセンターに選びました。桃香ちゃんはダンスが未経験で必死についてきてくれているんですけど、1回目のリハーサルが終わった後に私が注意した部分があって。その次の日のリハーサルでは別人かと思うくらいにめちゃくちゃ練習してきてくれたんです。神音ちゃんは小学生の頃からダンスを習っていて上手、2007年の生まれたてホヤホヤ。2人とも癒しを与えてくれる存在です。

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