SixTONES「僕が僕じゃないみたいだ」、世界観に合わせた“演出の引き算” MVから感じた表現手法のバリエーション

 MVでは、昨年からのSixTONESの音楽、MVのイメージからはこれまた想像がつかない世界。黒をバックにしたときの、松村やジェシー、京本の白シャツとのコントラスト、後ろには色鮮やかなグラフィックが視界に広がる。ほどよいシンプルさとアーティスティックな世界観が楽曲とマッチしている。

 今回はダンスを封印、フォーメーションも変えずに歌唱メインのパフォーマンス。楽曲の世界観に合わせた演出の引き算に、彼らの表現手法のバリエーションを感じた。

 YouTubeでは『松村北斗W主演「ライアー×ライアー」メンバーだけで鑑賞会』と題して、松村を除いた5人で作品を鑑賞。「うおぉぉぉぉい」と、まるで応援上映かのように声を上げた森本を筆頭に、松村のセリフに手を叩いたり声をあげたりとオリジナルの視聴スタイルだったが、そんな中でもジェシーは「ちょこちょこポロポロ涙が出そうになった」という。森本提案の「トウブ×トウブ」、田中の「リアル×リアル」など、YouTubeでのスピンオフ企画を薄っすら期待しつつ、まずは本編の映画を楽しみたい。

SixTONES - 松村北斗W主演「ライアー×ライアー」メンバーだけで鑑賞会

 SixTONESが感情を込めて聴かせる「僕が僕じゃないみたいだ」。力強くも透明感ある歌声、細かく変化する繊細な表情に注目しながら堪能したい。

■柚月裕実
Web編集者/ライター。企画、担当編集、取材・執筆してます。
日本の男性アイドルの頑張りを見ては涙する30代。
始まりはSMAP中居さん。 KAT-TUN、NEWS中心の事務所担。年中HDDの整理と原稿書きに追われています。

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