Hey! Say! JUMP、Sexy Zoneから、Snow ManやSixTONESまで……2021年は各分野で若手~中堅グループが活躍へ?

 ジャニーズは昨年、SixTONES、Snow Manのデビューや嵐の活動休止など、様々なターニングポイントを迎えた。そんな中で2021年は若手〜中堅、いわば“嵐以降”に当たるグループやメンバーが新たな活躍を見せることが期待されている。

 バラエティでは、関ジャニ∞からSnow Manまで、幅広い年代のグループの活躍が著しい。関ジャニ∞は、5人の個性的なメンバーのキャラクターが世間にも浸透しつつあり、年末の『しゃべくり007』(日本テレビ系)でも、強烈なインパクトを残していた。また、グループの公式Instagramを開始させるなど、まさに様々な面において次世代のジャニーズの看板を背負う存在になっていきそうだ。Snow Manはグループの冠番組である『それSnow Manにやらせて下さい』(Paravi/TBS系)が、度々SNSでも話題になるほどの人気を集めており、年始には人気お笑い番組『有吉の壁』(日本テレビ系)にも出演するなど、バラエティアイドルとしての素質を感じさせている。

 演技に関しては、デビュー組だけでなく、ジャニーズJr.にも注目株が多い。昨年は美 少年やなにわ男子といった人気グループがドラマで主演を務めたほか、1月から放送開始される今クールのドラマでは、『夢中さ、きみに。』でなにわ男子・大西流星が主演を務め、『俺の家の話』(TBS系)になにわ男子・道枝駿佑や『ゲキカラドウ』(テレビ東京系)に7 MEN 侍・中村嶺亜、『知ってるワイフ』(フジテレビ系)にAぇ! group・末澤誠也がレギュラー出演する。

 一方で、Snow Manと同時デビューであるSixTONESの記念すべき1stアルバム『1ST』が、ダイジェスト版の公開から音楽ファンの支持を集めた。そんなSixTONESに加え、楽曲面で注目すべきグループは、Sexy ZoneやHey! Say! JUMPなどのデビューから一定の期間を経た中堅ジャニーズだろう。両グループは昨年発売した楽曲やアルバムで確かなインパクトを残し、それがファンだけでなく世間的にも注目されていた。

SixTONES "1ST" digeST movie

 Sexy Zoneが昨春に発売したアルバム『POP×STEP!?』は、ジャニーズファンのみならず、各音楽ファンへの影響もあった。というのも、同アルバムにはtofubeatsやKai Takahashi (LUCKY TAPES)などのアーティストが参加したことで、新たな境地を開いたからである。無論、Sexy Zoneらしい突き抜けたインパクトのある楽曲も収録されていたが、全体を通してはまさにタイトルのように、次のステージへステップしていくイメージや、ポップを極めていく姿勢などが感じられた。しかし楽曲へのこだわりという点に関しては、デビューから一貫してあったように思える。「Sexy Summerに雪が降る」や、「バイバイDuバイ〜See you again〜」など、代表的な“トンチキソング”には、楽曲構成やメロディラインによって誰からも愛されるキラキラとした大衆性が詰まっていた。また、アルバムやカップリング、それぞれのメンバーのソロ曲に関してまでも、一定のファン層に限らず支持を集めている。

 『Summer Paradise2020 俺担ヨシヨシ自担推し推し緊急特別魂』では、アルバム『XYZ=repainting』に収録されている楽曲「名脇役」が、Travis Japan・川島如恵留、HiHi Jets・井上瑞稀、美 少年・那須雄登のソロパフォーマンスで歌われた。最新曲であるBIGMAMA・金井政人作詞(渡辺拓也との共作)、亀田誠治編曲による「NOT FOUND」も、メンバーの菊池風磨が主演を務めるドラマの主題歌というだけではない、グループへの還元性を強く感じる。それは、メンバーそれぞれの歌やダンスの個性が、同曲では最大限に発揮されていることが大きい。AメロやBメロのそれぞれのソロパートでは楽曲の世界観と個性が入り交じり、その後のサビでの5人のユニゾンは圧巻のオーラを放っている。音楽という面に留まらず、演技やバラエティなど、各メンバーの活躍にも期待できるSexy Zoneは、次世代の国民的アイドルとしての姿を期待するファンも少なくない。

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