『夢中さ、きみに。』『ジモダン』『文豪少年!』……ジャニーズJr.、主演作品急増の理由とは “未来のスター”としての存在感
2021年も、ジャニーズJr.界隈に次々と動きがある。関西ジャニーズJr.のなにわ男子、Aぇ! group、Lil かんさいがジャニーズJr.チャンネルに参加することになったり、サブチャンネルとなる「ジャニーズJr.チャンネル+」が開設され、IMPACTorsの動画がアップされたり、さらには、数々のドラマ作品への出演も多くなっている。
これまでも先輩ジャニーズメンバーが出演する作品にジャニーズJr.が出演し、経験を積むことは少なくなかった。もちろん、今期ドラマでもTOKIO・長瀬智也主演『俺の家の話』になにわ男子・道枝駿佑、関ジャニ∞・大倉忠義主演『知ってるワイフ』(フジテレビ系)にAぇ! group・末澤誠也、ジャニーズWEST・桐山照史主演『ゲキカラドウ』(テレビ東京系)に7 MEN 侍・中村嶺亜などが出演し、作品に華を添える。しかし、今のジャニーズJr.はそれだけではない。単独で主演を務める作品が増えてきているのだ。すでに発表されているものだけでも、なにわ男子・大西流星主演の『夢中さ、きみに。』(テレビ神奈川・MBSほか)、なにわ男子、Aぇ! group、Lil かんさいの選抜メンバーによる『ジモトに帰れないワケあり男子の14の事情』(ABCテレビ・テレビ朝日)、少年忍者主演の『文豪少年!~ジャニーズJr.で名作を読み解いた~』(WOWOW)など少なくない。今、これだけジャニーズJr.が映像作品に求められる理由は何なのだろうか。
まず挙げられるのは、演技力の確かさ。ジャニーズJr.たちの活動の一つには、舞台作品への出演がある。昨今では昔に比べて出演作や上演作が増えており、“武者修行”する場も多くなってきた。『Endless SHOCK』シリーズや『DREAM BOYS』などのジャニーズ伝統の舞台はもちろん、Aぇ! group・正門良規はNEWS・加藤シゲアキ脚本の『染、色』、なにわ男子・道枝駿佑は『ロミオとジュリエット』で主演を務めることも決定している。よく、先輩ジャニーズメンバーたちが「最近のジュニアはレベルが高い」という旨のコメントをすることがあるが、まさしくその通りで、こうして舞台で“武者修行”をしたり、頻繁に映像作品に出演をして実力を磨いていることで、レベルの高い演技力を身につけることにつながっているのだろう。実際、なにわ男子・西畑大吾やHiHi Jets・井上瑞稀などはソロで映像作品に出演することも多く、その実力をしっかり評価されている。