w-inds. 橘慶太×Hiroki対談【後編】 DJとポップスで異なる、ダンスミュージック制作の視点

w-inds. 橘慶太×Hiroki対談【後編】 DJとポップスで異なる、ダンスミュージック制作の視点

二人が満場一致で選んだ2020年のベストトラックは?

橘慶太×HIroki(写真=下屋敷和文)

橘:最後に編集部から「2020年このトラックにやられた! と思った作品があれば教えてほしい」という質問が来ているけど、なにかありますか?

Hiroki:僕はトラヴィス・スコットの「The Plan (From the Motion Picture “TENET”)」がヤバかったです。これはどこで聴いてもヤバい。唯一スマホで聴くとそんなにわからないかな。

橘:あれはヤバかった! 車とかの大きいスピーカーで聴くと、空間が低音に囲まれる。

Hiroki:(頭の周りを指して)この辺にボーカルがいますよね。

橘:いるいる! これは感動した。イントロが鳴った瞬間にゾクッとする。

Hiroki:感動しましたよね。同じ人間のやっている技術でここまで差が出るんだっていう。この記事を読んだ人には体験してほしいですね。車かデカいスピーカーで。本当これってどういう技術なんだろう。

橘:音数がめちゃくちゃ少ないよね。低音だけがぶわーっと回ってボーカルが際立つというか。低音と、ハイハット、キック、スネアとボーカルだけだから、1個の音がすごく綺麗に聴こえてくるし、ボリュームが出てる。

Hiroki:何も邪魔してないんですよね。歌がすごくいいとかではないけど、鳴り音を含めてビビったという印象です。

橘:僕たちは2020年、間違いなくこれを一番聴いてましたね。

Travis Scott – The Plan (From the Motion Picture “TENET” – Official Audio)

Hiroki:この曲のファイルは見てみたいなぁ。

橘:それは見たい! 俺、もし見れるんだったらお金積んじゃうかも(笑)。あとは、2021年どんなサウンドが出てくるか。

Hiroki:僕、正直、わかんないです(笑)。

橘:まぁ今はジャンルごとの流行じゃなくなってるよね。世界的にいうとちょっと前まではフューチャーベースとかトラップが流行ったけど。

Hiroki:あとハウスも流行りましたよね。クラブ業界でもめちゃくちゃシンプルなハウスが一時期流行ってました。

橘:でも流行ったサウンドってしばらくはスタンダードになっていくから、どんどんその幅が増えていく感覚だよね。例えばThe Weekndの「Blinding Lights」をきっかけに80‘sっぽいシンセウェーブが流行って、そのテイストをTWICEとかいろんな人たちがやり始めてどんどん増えていった。だから次は何が出てくるのかなっていうのは楽しみだけどね。あ、でも意外と歌ものも流行ってるかも。アリアナ・グランデのアルバム『Positions』もボーカルメインだったし、ジャスティン・ビーバーがベニー・ブランコとやった「Lonely」もそうだし。次はなんだろうな。かっこよかったら何でもいいんだけど(笑)。

Hiroki:僕は日本でもK-POPのような楽曲がもっと作れるようになるといいなと。ゴリゴリのクラブのトラックに、ポップなトップラインが入っているような。やっぱりそういうのがめちゃくちゃいいんですよね。日本でやろうとしても攻めすぎということでなかなかリリースまでたどり着けないこともあったりするので。

橘:あと、俺らまだ一緒に曲作ったことないよね。だから1回チャレンジしてみたいね。

Hiroki:ぜひ!

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