超特急、8号車との固い絆とともに締めくくった2020年 オンラインライブ『Superstar』を振り返って

超特急、年末ライブ『Superstar』を振り返って

 後半戦に突入したライブは、ユーキの鮮やかなバク転も決まった「Kiss Me Baby」からglobeのカバー「Love again」と続き、センターステージでのわちゃわちゃも楽しい「SAY NO」、「超えてアバンチュール」へ。「Drawイッパツ!」ではカイが「みなさん! 画面の向こうでも思い切り声出してくださーい!」と煽っていたが、みんなもうとっくにいつものライブと変わりなく盛り上がっていたに違いない。あのとき行った、あの会場の熱気を思い出しながら。

 ここまで全18曲を披露し、メンバーそれぞれが思いを語ったMCのコーナー。カイは「離れていたけど、みなさんの気持ちはこの会場に来ていたんじゃないかなと思うとすごく幸せに思います。みんなからの愛を受け取って進んで来れた2020年、素晴らしく締められたと思います」と感謝を伝え、タクヤは「今年は8号車ひとりひとりの存在の大きさを心の底から感じました。この固い絆を胸に、2021年も超特急飛躍の年にしていきたい」と宣言。ユーキは「誰に何を言われようと、僕たちはこの先も胸を張って8号車の皆さんと一緒にてっぺんを目指し、夢を叶えていきたいと思います」と力強く未来を見つめ、タカシも「2021年もさらに走り続け、もっと最強な“Superstar”なグループに変身していきたい」と抱負を語った。「10周年に向かって走っていくこの大事な時期のライブを皆さんと一緒にできたことを、本当に嬉しく、誇りに思います」というリョウガの言葉に続き、「どんなに辛い時があっても、僕たちがヒーローになります」というユーキのアツい曲フリで始まったのは「Hero」。最新シングル『Asayake』のカップリングとして、ファンクラブ盤のみに収録された楽曲だ。3日目の締めくくりとなったこの曲では、両手で大きく8の字を作ったり、小指を掲げ、小指を結ぶ仕草で強い絆を表現するなど、パフォーマンスの随所に8号車への愛が込められていた。ラストのサビで降り注いだ、祝福のような金色の紙吹雪。2021年の彼らに吹く追い風の予兆のように、いつまでもキラキラと5人の頭上を舞っていた。

 素晴らしい内容の配信ライブだったからこそ、次に願うのは実際に時間も空間も共有できる有観客でのライブだ。この日最後に発表された東西アリーナツアー『Hoopla!』の開催は、メンバーやスタッフにとっての念願であり、8号車にとっての希望と言っても過言ではないはず。“騒げ!”というタイトルのもと、超特急と8号車が巻き起こす旋風がどんな幸せな爪痕を残すのか今から楽しみだ。

カイ
リョウガ
タクヤ
ユーキ
タカシ
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