BTS JIN×JUNG KOOKの最年長&最年少コンビ 肩肘張らず、互いを真っ直ぐに受け入れる空気

 出会ったときの彼らは15歳と20歳。夢を追いかけ、生まれ育った釜山からソウルへとやって来たJUNG KOOKにとって、身近で気さくなJINは心許せる親のように見えたはずだ。寂しくないようにと気にかけ、家に連れて行ったというエピソードも聞こえてくる。

 「僕が15歳の時から20歳のヒョン(JIN)を育ててきたのに」なんてJUNG KOOKが時折口に出して見せるのは、そのときの感謝を忘れていないからだろう。もちろん、JINは「僕が育てたのに」と反論してみせる。その同じ目線で会話を楽しんでくれるところに、JUNG KOOKは居心地の良さを感じたに違いない。

 撮影の合間にもJUNG KOOKは自然とJINのそばに寄って、気づけばくっついてしまうのは、JINならば丸ごと受け止めてくれるという安心感から。そしてJINにとっては、JUNG KOOKが自然に絡んでくれるおかげで、肩肘を張らないでいられる空気が心地よいのではないだろうか。

 1つのジャケットを一緒に着てみたり、何も言わずに見つめて同じ動きをしてみたり、笑い合う2人。「最年長だから」「最年少のくせに」そんな役割から生まれたコミュニケーションではなく、「JINなら」「JUNG KOOKのおかげで」とお互いの人間性で繋がり合っていく。その結果、「こうしなければ」よりも「そのままでいい」といい意味で甘え、許し合える雰囲気が作られていく。

 BTSの7人がこれだけ個性豊かなのにそれぞれを尊重し合えるのも、きっとこの2人から生まれた「お互いのことをまっすぐに受け入れる空気」が大きかったのではないか。JUNG KOOKはかつて「メンバーがつらいことが自分のつらいこと」と嗚咽したことがあったという(写真集『Dicon BEHIND THE SCENE ~僕たちが一緒なら砂漠も海になる~』より)。

 そんなJUNG KOOKの姿に、メンバーも思わず涙を流したという。このBTSというグループが、もはやビジネスだけのつながりではないことが伝わってくる。ここは間違いなく彼らにとってのホーム。一番年上が一番に和ませ、一番年下が一番に守りたいと言える場所。そんな彼らの温かなホームに仲間入りしたくて、世界中からARMYが生まれているのかもしれない。

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