なにわ男子、しっかりと爪痕残した『ANNP』 “ワチャワチャ”から“エモエモ”まで振れ幅の大きさがグループの魅力に

ラストはまさかの“エモエモ男子”に

 関西出身ならではのワチャワチャをベースに、先輩たちへのリスペクトが伝わってくるキラキラな一面もしっかり見せた『なにわ男子のANNP』。その調子で笑顔いっぱいで終わるのかと思いきや、ラストには彼らのオリジナル楽曲「僕空~足跡のない未来~」にちなんで、彼らが「5年後にどんなグループになっていたいか」を語り始める。 大橋は「5年先も、10年、30年、ずっとこのメンバーで笑っていたい。これからもずっとずっと応援していただく人に愛されて、そして愛される力を返せるように僕らも頑張りたい」とリーダーらしくまとめ、大西は結成2年でANNPという大きな仕事ができたことに改めて感激しながら「ファンのみなさんと一緒に一歩一歩、ゆっくり進んでいけたら」と続ける。

 藤原は「5年後の大阪万博にも携わりたい。来年はもっともっとファンの人と密の関係になれるように」と未来に熱い思いを掲げ、道枝は「SMAPさんや嵐さんのように国民的アイドルになって、日本中を盛り上げていきたい。トップアイドルへの道を駆け上がっていけたら」と目指す頂きの高さを感じさせるコメントを披露。

 高橋は「僕は本当にこのメンバーのことが全員大好き。良い絆も芽生えてると思うので、このまま良い関係でやっていきたい」とグループにいい風が流れていることを感じさせ、長尾は「僕たちが世界の人を一気に幸せにできるかと言われると難しいかもしれないですけど、5年後にはしておきたい。僕たちの周りは絶対幸せにします。絶対ついてきてください」と力強く決意表明をしてみせた。

 そして最後に西畑が「明日のことでさえまだまだわからない状況になっていますけども、今からお届けする『僕空~足跡のない未来~』は足跡のない未来、誰も踏んだことがない未来、僕たちにしか歩むことができない未来、というものをこれから僕たち7人で一緒に見つけていければいいなと思っています。歩んでいく道はすごくすごく広くて綺麗な景色だと思っておりますので、これからもなにわ男子の応援のほどよろしくお願いします」とまとめる。涙腺ヨワヨワな西畑の声が少し潤んでいるようにも聞こえた。

 この振れ幅の大きさも、なにわ男子の魅力。番組ラストには「今日はじめて皆さんのことを知りました。みなさんのトークが面白いこともありファンになりました」というメールが届き、大喜びの7人。ちなみに、藤原と同じくオリックスファンであるというリスナーに「年間シート2枚持ってるから、一緒に行こうや!」と声をかけていく気さくさも、また十分に伝わった。実力は十分、追い風もしっかりと吹いている。2021年は、なにわ男子が大いに飛躍してくれることを期待せずにはいられないANNPとなった。

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