海蔵亮太が語る、大竹しのぶとのデュエットで紡いだ“夫婦の絆”「長年連れ添ったパートナーのような感覚に」

海蔵亮太、大竹しのぶと紡いだ“夫婦の絆”

10代の甥っ子からTikTokを学ぶ30歳

【オリジナルMV】【(男が歌う)Make you happy/NiziU 】30歳が頑張って歌ったので聴いてください。 (キー♯4)

ーーそんなチングなおふたりで、NiziUのカバー動画をYouTubeにアップしていましたが、あの動画は笑えば良いんですよね(笑)。

海蔵:はい。ただただ笑ってもらうために作ったので(笑)。でもあの動画は本当にSiwooさんとの手作りで、事務所やレコード会社の力を借りず、ほぼゼロ円で作ったんです。

ーー自分たちで動画を編集したり?

海蔵:そうですね。編集は知り合いの出来る人にお願いをしました。そもそも『Nizi Project』が好きで見ていたので、Siwooさんといっしょに日本と韓国で「Make you happy」を歌ったら面白いんじゃないかと思って、ためしにいっしょに歌いましょうとなって。で、歌ったらすごく良い感じに出来たので、じゃあいっそ映像も作りましょうと。僕はそこまで考えていなかったんですけど、Siwooさんがすごくノッてくれて。それでいろいろな人との繋がりを使って、撮影した場所も無料で貸していただいたんです。

ーー動きたくなくなるクッションの会社ですよね(笑)。

海蔵:そうそう(笑)。Yogiboさんのショールームが銀座にあって。

ーー朝起きるところから始まる映像で、どうしてああいう内容になったんですか?

海蔵:何ででしょうね(笑)。場所探しから内容を考えたり事前確認まで、全部自分たちでやっていて。Yogiboさんのショールームをお借り出来ることになって、ベッドがあるし、じゃあベッドから起きるところから撮ろうって。今まで自分が携わることが出来なかった、裏方さんの仕事が出来て、すごく良い経験になりました。何だか妙に面白い映像になりましたけど、結果として楽しかったからそれで良いかなって思っています。

ーーオンラインライブだけでなく、こういうYouTubeやネットを使った活動も今後は増えていきそうですか?

海蔵:そうですね。やっぱり今はこういう状況なので、みなさんに歌を届けたりエンターテインメントをお見せすることが難しい中で、僕はこうして楽しくやっていますということが、映像から感じ取っていただけたら良いなと思っています。

ーーLiSAさんの「炎」やYOASOBIさんの「夜に駆ける」など、ヒット曲のカバー動画もあげていて。

海蔵:ステキな曲がたくさんあるので、勉強がてら歌ってみた感じです。甥っ子がいるんですけど、やっぱり10代の子って本当に流行りに敏感で。常にTikTokを見ているから、たまに「今は何が流行っているの?」「今はどういう曲を聴いているの?」って、甥っ子から教わっています。甥っ子に聞いて「ああ、そうなんだ」と言いながら検索して、歌を聴いてという感じで。

ーー「ポケットからキュンです!」とか?

海蔵:そうそう。「何それ?」って思いながら歌ってみたりして、でも最終的にそれが浸透して「海蔵亮太のあれが流行ってるらしい」みたいになれば良いなと思っていますね。

ーーじゃあ15秒くらいのキャッチーなフレーズを作って。

海蔵:それは無理ですね。コメント動画を撮る時に15秒以内とか30秒以内でしゃべるように言われるんですけど、時間内に収まったためしがないので(笑)。短い時間で何かをまとめるとか何かを伝えるというのが苦手なので、これは僕の今後の課題だと思っています。それが克服出来たあかつきには、TikTokにも挑戦してみようかなと思いますね。

ーー歌も3分くらいで思いを伝えるものだから、それを考えれば。

海蔵:確かにそうですね。3分だろうが15秒だろうがいっしょですよね。でも、TikTokもたまに見ますけど、今の若い子は本当に器用だなって思いました。

ーーでも海蔵さんは30歳でも芸能活動をやっているので、そういう流行には敏感なほうでは?

海蔵:いえいえ、もっと早いですよ。流行のサイクルが。「キュンです」とか「ぴえん」とか、僕らが今その話をしている時点で、彼らの中では終わっていますから。つねに二手三手先を言っている感じです。

ーー情報番組で取り上げられた時に知るのでは遅いと。

海蔵:ネットニュースで見た時でも、もう遅いです。「学生の界隈で流行っているらしいよ」って、噂が広まり始めたころがピークなので。メディアに取り上げられた時には、もう次のものが流行っているんです。そういう部分では、30歳はもう年だなって実感しますね(笑)。

ーーさて、2020年もそろそろ終盤ですが、海蔵さんはどんな1年だったと思いますか?

海蔵:今年はコロナという状況でふだん出来ることもぜんぜん出来なかったんですけど、逆に言えば出来ない中だからこそ出来ることが再発見出来た年でした。限られた状況の中でやれることを工夫することで、新しい可能性をたくさん見つけることが出来たと思います。なので来年以降は、今まで出来たことがまた出来るようになることも期待しているんですけど、その中でも2020年で学んだことを活かして、さらに面白いものが作っていけたら良いなと思っていますね。それが最終的に応援してくださるみなさんや、音楽を好きでいてくださっているみなさんに、何かをお届けられるものになったら良いなと思っています。

ーーたとえばライブの在り方とかですか?

海蔵:そうですね。生のライブには生の良さがあり、オンラインにはオンラインの良さがあることがわかったので。オンラインは見てくれる全員が特等席で見ているようなものだし、住んでいる場所を問わず好きな時間に見ていただけるので、それはオンラインの良さだなと思います。介護施設に入居されている方や現場を離れることが出来ない医療関係の方にも、見ていただける機会が広がるし。今後は生のライブとオンラインを上手くミックスしながら、面白いコンテンツが出来たら良いなと思っていますね。

ーーあとは、それを実践していく年にすると。

海蔵:そうですね。あとは甥っ子に、「今何が流行ってる?」って聞いたら「海蔵亮太」と言ってもらえるように頑張ります(笑)!

海蔵亮太「素敵な人よ」MUSIC VIDEO
『ありがとうって気づいていてね』

■リリース情報
海蔵亮太 with 大竹しのぶ
シングル『ありがとうって気づいていてね』
11月4日(水)発売
¥1,091+税

<収録曲>
1.ありがとうって気づいていてね /海蔵亮太 with 大竹しのぶ
2.Everyday Heroes / 海蔵亮太
3.素敵な人よ - chingu version - / 海蔵亮太 feat. Siwoo
4.ありがとうって気づいていてね(大竹しのぶ off Vocal Karaoke)
5.ありがとうって気づいていてね(海蔵亮太 off Vocal Karaoke)
6.ありがとうって気づいていてね(Original Karaoke)

海蔵亮太 公式HP
大竹しのぶ 公式HP

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