優里、これまでとこれからを伝える序章のようなステージ 新曲「ドライフラワー」も初披露した配信ライブレポ
ライブもあっという間に後半戦へ突入。Backstreet Boys「I Want It That Way」、エド・シーラン「Perfect」と優里の日本人離れした歌声が最も映える洋楽のカバーが続く。この日配信ライブが行われた横浜では、今年の10月からFMヨコハマ『ミッドナイトかくれんぼ』というラジオのレギュラー番組がスタート。番組のタイトルにもなっているオリジナルソング「かくれんぼ」について、MCで優里が「この曲ができてから見る景色が変わった」と感慨深く語る。その後は米津玄師「Flamingo」、Hump Back「拝啓、少年よ」といったカバー曲を演奏。合間で再び視聴者からのコメントを確認し、ひとつひとつ丁寧に読み上げては満面の笑みを浮かべる姿は彼がファンと築き上げてきた絆の深さを物語っていた。
さらに、DISH//「猫」や、あいみょん「裸の心」を歌い、最後はロングヒット中の「かくれんぼ」、そして「かくれんぼ」のアフターストーリーとなる「ドライフラワー」を続けて披露。インディーズより配信限定でリリースされた「かくれんぼ」は各配信サイトのランキングで上位を獲得。YouTubeで公開されたMVの再生回数は1700万回を突破、TikTokでは動画投稿に続々と楽曲が使用されるなど“かくれんぼ現象”を巻き起こした。大きな話題となった一発撮りのパフォーマンスを鮮明に切り取るYouTubeチャンネル「THE FIRST TAKE」での演奏も記憶に新しい。
同曲では別れた恋人を忘れられない男性の心情を歌っていたが、新曲「ドライフラワー」はその恋人であった彼女目線で作られたバラードだ。「かくれんぼ」だけではわからなかった2人のすれ違いや、重なる想いがこの曲でつまびらかになっていく。ドラマ仕立てのMVが流れるスクリーンの前で優里が伸びやかな歌声を響かせると、配信ライブ『繋がり~かくれんぼからドライフラワーへ~』の完成とともにステージは幕を下ろした。メジャーデビューという新たなステップを踏み出した優里。今回のライブは、彼のこれまでとこれからを伝える序章のようなステージとなった。
■リリース情報
優里ニューデジタルシングル『ドライフラワー』
iTunes、Spotifyなど各配信サイトにて10月25日(日)午前0時より順次配信スタート
10月18日(日)午前0時 iTunesプリオーダー開始
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優里「ドライフラワー」MV(Short ver)はこちら