JO1 與那城奨&河野純喜&金城碧海インタビュー 影響を受けたアーティストやメンバーの成長ぶりを明かす

JO1メンバーインタビュー

 8月26日、満を持して2ndシングル『STARGAZER』をリリースしたJO1。初回限定盤A、初回限定盤B、通常盤の各形態共通の3曲とそれぞれに新曲1曲、異なるジャンルの曲が収録されており、JO1の様々な表情が見えてくる。彼らの楽曲をカラフルに彩る要因の一つとなっているのが歌。ボーカル面でグループを支える與那城奨、河野純喜、金城碧海は、自分たちの歌声をどう感じているのだろうか。リアルサウンドでは今回JO1メンバーに3チームに分かれてもらい、インタビューを行った。與那城、河野、金城の“ボーカルチーム”には歌に対する姿勢を聞いた。(高橋梓)【記事最後にプレゼント情報あり】

「(河野は)技術面ですごくJO1のことを支えてくれています」(金城)

 デビューから約半年、彼らはお互いの歌唱力についてどう思っているのだろうか。「奨くんは自分の声を持っているというか。“與那城奨の声”が確立されてるなって。どの曲を聴いても『あ、ここ奨くんだ』って分かるのは羨ましいです」と與那城を語るのは、河野。さらに、「この中やったらキーは高くないんですけど、その分低音で深みがある声」と付け加えた。河野から見た「與那城奨の声」とはどんなものなのか。問いかけると、「会場を包み込む、ほんまに包容力のある声。片耳で聴いても、両耳で聴いた気分になれます。イヤホン片方でも十分です」と分かりやすく例えてくれ、金城も「それ、うまい」と太鼓判を押していた。当の本人の與那城はどこか誇らしそうな顔をしつつも、「(ボイスレコーダーを)持って喋って」と河野へボイスレコーダーを手渡し、声がきちんと録音されるよう気遣いを見せてくれていた。

(左から)與那城奨、河野純喜、金城碧海

 金城の歌について、「碧海はハスキーなんですけど色っぽい声。僕が中音、低音域だとすると、碧海は中音、高音。声のボリュームもしっかりしていて裏で支えてくれる感じ」と與那城が語っている途中、「(金城の歌は)スパイスになる!」と河野が思わず遮る。與那城に「そうね。でも、今俺が話してんのよ(笑)」とやんわりツッコミを入れられると、「ごめん。俺も言いたくて……」と河野。「らしい」やり取りに思わず笑ってしまう。続けて、「碧海の声はすごく良くて。張り上げない声で、夜にしみじみ聴きたくなる沁みる歌声が碧海の魅力だと思います」と與那城がまとめた。この上手いまとめに感化されたのか、河野も「奨くんについて付け加えていいですか? めっちゃギターと合う声なんです。夜、みんなでギターを弾いてたんですけど、それにすごい合ってて。コーヒーとか横に置いて聴きたい感じです」とさらなる與那城の魅力を教えてくれた。

 メインボーカルを務める河野については、「純喜くんの声はパワフルボイス。やっぱりメインボーカルなのもあって、一般的な男性が出せないキーも出せるんです。女性の歌も歌えるくらい高い声が出せてパワフルだけど、張り上げているだけじゃなくて。ちゃんと低音の深みもある。それに語尾で遊んだりもできて、技術面ですごくJO1のことを支えてくれています。圧倒的です」と金城が熱く語る。その横では與那城が「うん、うん」と頷いていた。「ありがとうございます! 奨くんは補足ないの?」と河野に促されると、「人が聴いていて気持ちいい音量やバランスをしっかり分かっています。純喜はサビを主に歌うことが多いんですけど、うるさくもなく、小さくもなく、調整するのが上手いんですよね」と與那城。河野もどこか満足気だった。

 三者三様の歌声を持つ與那城、河野、金城。気になるのは、彼らの今の歌声がどうやって作り上げられたのか、だ。これまでどんな音楽を聴いてきて、どんなアーティストに影響を受けたのか、ルーツについても聞いた。

 金城は「多分、俺と純喜くんは影響を受けたアーティストが一緒」と明かした。「EXILEのATSUSHIさん!」と声を合わせる2人。「昔から車の中でずっと流れていて、自然と好きになりました。世界で一番歌がうまいと思っていて。それを真似してきました」と語る河野に、どんな部分が今に活かされているかを聞くと「ロールモデルじゃないんですけど、自分を見失ったりした時に立ち返ります。自分の憧れの人やったらどう歌うんやろって考えて、動画とかを見て。意識して歌っています」という答えが返ってきた。

 一方、金城は自身の幼少期からを振り返る。

「親が安室奈美恵さんやJUJUさんを昔から聴いていて、僕も女性ボーカルの曲が好きだったんです。でも、ある日突然変声期が来るんですよ。すると女性の曲がどうしても歌えなくなってしまって。その頃、好きだったカラオケにも行かなくなったんです。行っても歌えないし。そんな時にEXILEさんの曲を聴いて、『男性の声でこんなにも魅力ある曲が歌えるんだ』って感動して。同性も惚れるアーティストっていうんですかね。それで僕もそういう風になりたいと思って、『song for you』や『Your eyes only 〜曖昧なぼくの輪郭〜』を聴いて、歌うようになりました。そこから人柄も知りたくなって、過去の曲をたくさん聴いて、ストーリーを調べて。改めて曲を聴いてもっと好きになっていきました」(金城)

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