神宿 一ノ瀬みかに聞く、自分らしくあるために貫き通す信念「いつもポジティブな存在であることが私の個性」

神宿 一ノ瀬みか、貫き通す信念

言葉を紡いでいくのが結構苦手なんです

ーーこの曲では「在ルモノシラズ」や「Erasor」に続き、塩見きらさんが作詞に参加しています。最近は「SISTERS」でも羽島姉妹が作詞にクレジットされていましたが、メンバーがクリエイティブ面に積極的に参加する今の状況は、一ノ瀬さんの目にはどう映りますか?

一ノ瀬:私は言葉を紡いでいくのが結構苦手なんですけど、塩見は読書も好きだし頭脳明晰で語彙力があるので、きっとそういうことが得意なんだろうなと思っています。かつ、神宿はみんな本当にいい意味で個性がバラバラなので、そういう面をそれぞれが伸ばしていけるのはすごくいいと思うし、ファンの人たちも喜んでくれていたから、いい結果につながっているのかな。

ーー「言葉を紡いでいくのが苦手」とおっしゃっていましたが、それは歌詞に関して?

一ノ瀬:あと、人と話しているときでも、止まっている時間が多いかもしれないです。話したり気持ちを伝えることは好きなんですけどね。

ーー『超!アニメディア』での連載「神宿・一ノ瀬みかのヲタ話」も読ませていただいていたので、その話はちょっと意外でした。

一ノ瀬:ありがとうございます(笑)。あの連載は好きなことについて書いているので、文法とかも気にせずに一気に書けるんですけど、歌詞となると……。複雑な表現を使うことが苦手でボキャブラリーも少ないので、もし今後音楽に携わっていくのであればサウンド面であったり全体のバランス面であったり、そういうところで関わっていきたいと思いますね。

ーー5人いたら5通りのやり方があると思いますし、作詞が得意なメンバーがいたらサウンドに特化したメンバーがいてもおかしくないですものね。

一ノ瀬:そうですよね。そこで自分なりのこだわりが発揮できればと。

ーーちなみに、今回の「Brush!!」は9月30日にリリース予定のニューアルバムからのリードシングルということになりますが、アルバムはどんな感じになるんでしょうか?

一ノ瀬:アルバムは……どうなるんでしょうね(笑)。最近は「Erasor」や「SISTERS」みたいなユニット曲もありましたし、メンバー個々の魅力がより強く活きる内容になるんじゃないかなと想像しています。

ーーその個をより出せるようになったのも、5年の積み重ねあってこそですし。

一ノ瀬:きっと結成時からの4人に関しては、我慢ができなくなったというのもあると思うんですよ。だんだんと大人になっていくにつれて、溜めていた個性が爆発したのかな(笑)。別に今までできなかったというわけではないですけど、5年活動してきて神宿という基盤ができたからこそ、そうなったんじゃないかなと思います。けど、私は結構初期の頃から、いろんな人の手に負えなくなるくらい爆発していた部分もあったので(笑)。だから、すごく幸せですよ。ファンのみんなが応援してくれているのをSNSなどを通じて、以前よりもたくさん伝わってくるようになったし、それを見て素直にうれしいなと思っています。

ファンに対して揺るぎない存在であり続けたい

ーーライブに関しても、延期となっていた生誕ライブが6月28日に無観客配信という形で実現。7月3日にはグループとして約3カ月ぶりとなる有観客ライブも開催されました。

一ノ瀬:会えない時間も私たちのことを待っていてくれた方が大勢いたという事実があって、とにかくファンのみんなに喜んでもらいたいというのが28日の配信ライブでした。それで、3日のライブは1曲目から……泣くような曲じゃないんですけど、本当に泣きそうになってしまって。今回の新型コロナウイルスによって命を落としてしまった人や体を壊してしまった人がたくさんいる中で、ファンのみんなが健康で目の前にいてくれることが本当に幸せだなと思って、すごくうれしかったんです。

ーー状況次第ではありますが、8〜9月のツアーも控えています。

一ノ瀬:そうですね、待ってくれているみんなに会いに行きたいですね。やっぱり最近リリースされた新曲をどんどん披露したいですし、どんな形になったとしても最高のものをお届けできたらと思います。

ーー9月になると神宿も結成6周年。今後、一ノ瀬さん個人として「こういうことをしていきたい」という目標は何かありますか?

一ノ瀬:今回のコロナ禍を経験したことで、やっぱり以前の世界には戻れないと私は正直思っていて。これからどんどん新しい時代になっていき、いろんなものが世界中でアップデートされていく。その中で私ができることといったら、どんな時も私は変わらず、みんなの支えになり、応援してくれるファンのみんなに対して揺るぎない存在であり続けたいと思っています。

ーー4月12日のリレー配信のとき、一ノ瀬さんは20歳になって「大人になりたいというよりは、自分らしくありたい」とおっしゃっていたのがすごく印象に残っていて。そういう芯の強さを、今の言葉からも伝わりました。

一ノ瀬:ありがとうございます。自分以外に自分らしくいられる人はいないし、私のことをみんな好きでいてくれているから……そこをほかの誰に任せられるんだったらいいけど、それはできないと確信しているので、そこは全然苦ではないですね。

神宿「Brush!!」

■リリース情報
「Brush!!」
2020年7月19日(水)配信リリース
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