草なぎ剛と香取慎吾、今年の“生誕祭”に起こったまさかの展開 思い合う心が露わになったしんつよのラジオを聴いて

 草なぎ剛と香取慎吾がパーソナリティを務めるラジオ『ShinTsuyo POWER SPLASH』(bayfm)で、初めての事態が起きた。2人でラジオをやって25年以上、これまでお互いの誕生日を忘れたことはなかった。毎年プレゼントや即興ソングを贈り合ってきた“しんつよ”(参照)。

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 だが、今年は新型コロナウイルス感染拡大防止のために、STAY HOMEやリモート収録などバタバタとした日々が続き、“草なぎ剛生誕祭”をすっかり飛ばしてしまっていたのだ。2020年が、いかに混乱の年であるかが伝わってくるようだ。

 「もう7月ですよ。2月、3月あたりからさ、“STAY HOME”でって、家での初めての生活が始まったりとか言ってたあのときが、今もう7月だからね」(香取)、「だよね。こんな感じになるとは思いませんでしたけどね」(草なぎ)と、いつも通りのまったりトークで始まった7月19日放送回。そんなほのぼのとした雰囲気から、連想ゲーム的に忘れられた誕生日に気づいた流れも、2人らしくて微笑ましい。

 きっかけとなったのはリスナーから届いた「ふくらはぎを毎日モミモミしている」という報告から。“健康つよぽん”の愛称でも親しまれている草なぎは「いいんじゃないですか。ふくらはぎは第2の心臓なんて言いますからね。みのもんたさんが昔言ってましたよ!」と、テレビ番組で何度も健康ブームの火付け役となったみのもんたの名前を出して太鼓判を押す。突然出てきた「みのもんた」の名前に、香取は「僕がウイスキーを好きになった理由は、みのもんたさんが“クラッシュのアイスでウイスキーを飲むと美味しいんだよ”って言った、あのときから僕はウイスキーが好きです」と話をふくらませる。

 香取の思わぬ思い出話に草なぎも「覚えてるよ! けっこう大きなグラスにさ、(満タンにクラッシュアイスを入れて)あんな飲み方する人いないよなー。すげー、みのさんって」と盛り上げる。最近はロックで飲むことが多いという香取だが、しばらくはそのクラッシュアイスで飲むウイスキーにハマっていたと振り返る。

 すると草なぎが「ウイスキー」という言葉から、あることを思い出す。「……あ、ウイスキー忘れちゃった、また今日。うまいんだよー、このウイスキー。次回持ってくる」と、香取の誕生日(1月31日)に渡すはずだったウイスキーを忘れてしまったことを告白したのだ。

 さらに、香取は「誕生日」というキーワードから、「あ、あれ? つよぽん誕生日じゃ? 過ぎたじゃーん! 誕生日何もやってないよ! ちょっとー! 初めてじゃない、これ? 25年? みんな忘れてんの、これ!」と、草なぎの誕生日(7月9日)がとっくに過ぎてしまっていることに気づく。

 「ま、いいんじゃないですか」と大人な対応を見せたつつも、「次回やろうよ!」と曖昧なままでは終わらせない香取。その強い意気込みに小さな声で「本当?」と聞く草なぎに、何歳になっても変わらない、少年のころから築かれてきた2人の関係性を垣間見ることができた。

 「今思い出さなかったら、(誕生日を)やらないまま過ぎてってたよ。これさ、僕らは(気づかずに)進んでったけど、リスナーたちは先週とか思ってたのかな? “つよぽんの誕生祭は?”って」と、草なぎとの繋がりと同じくらい長い付き合いのファンにも思いを馳せる。草なぎも「いやー、みんな優しいからね」と続けていた。

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