SHINee いつも全力投球で頼れるミンホ、“天使”なマンネ テミン……完全体カムバックを前に魅力を紐解く

『SHINee WORLD J presents ~SHINee Special Fan Event~ in TOKYO DOME』

 「コンテンポラリーバンド」というコンセプトのもと、2008年にデビューしたSHINee。中毒性の高いキャッチーなメロディ、楽曲の世界観を体現した洗練された衣装、高い身体能力とチームワークを持ってこそ完成するダンス……と、リリースを重ねるごとに“SHINeeならでは”を築いてきた。

 先日、兵役中だった最年長・オンユの除隊が発表され、2020年内の完全体カムバックが待ち望まれている今、改めてメンバーの魅力を紐解くシリーズ第2弾。今回は、ミンホとテミンに注目していく。

負けず嫌いで全力投球な頼れる男・ミンホ

 デビュー12周年を迎えた今年5月25日、キーがInstagramで懐かしい映像をアップした。それは、ミンホとジョンヒョンが、食事の席で熱くジャンケンをしている姿だった。この動画にあるように、ミンホはいつだって全力投球だ。

 身長183cm、長い手足に小さな顔、そしてクリッとした大きな目。その恵まれた容姿から、中学1年生のときに路上でスカウトされたミンホ。さらに彼の父親は韓国プロサッカークラブの監督ということもあり、運動神経も抜群だ。ついたニックネームも「炎のカリスマ ミンホ(ミノ)」と実に情熱的。

 遺伝子レベルで、スポーツマンシップが埋め込まれているミンホは、SHINeeというチームに対する愛情も人一倍強かった。寮生活中はメンバーが帰ってくると、何があったのか1人ひとり聞いていったそう。

 もちろん、そんな体育会系なノリが合わないメンバーもいる。それがキーだった。大ゲンカをしたという2人は、2年間もギクシャクした関係だったそうだが、長い時間を一緒に過ごす中で「家族よりも近い関係」に。「今でも一番イヤなことをするのはキー」「それをわかっていてやってるんだ」なんて笑い合う2人の仲の良さは、言わずもがな。

 ジョンヒョンとの突然の別れに打ちひしがれたときにも、ミンホは繊細なメンバーたちを支え、まっすぐに前を見つめる姿が印象的だった。“男らしい”とは、時代錯誤な言葉と言われるかもしれないが、強く優しい人であるミンホを形容するのに、この言葉を思い浮かべずにはいられない。

 持ち前の容姿で練習生となったものの、歌もダンスもイチからのスタートというのは決して簡単なものではなかったはずだ。実際に「他のメンバーより足りない」「もっと努力しなければならない」と、休む間もなく練習に励んだエピソードが多く語られている。

 演技の仕事では、台本がボロボロになるまで追い込み、周囲から心配されるほどだったという。だが、そのタフな姿勢は、着実に結果につながる。年々その表現力に磨きがかかり、歌声にもバリエーションが生まれた。ソロ曲「I’m Home」では語りかけるような声色から、ラップ、伸びやかなパートと、聴き応えたっぷりな仕上がりに。

[STATION 3] MINHO 민호 'I’m Home (그래)' MV

 ダンスも、長い手足を活かしたダイナミックな動きが実に華やかだ。持ち前の素材の良さを、自らの意志でさらに魅せていくことができるようになった、これからのミンホがますます楽しみだ。

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