THE RAMPAGE 陣とRIKUは“良きライバル”として切磋琢磨し続ける 2人の共通点は“サービス精神”にあり?

THE RAMPAGE陣とRIKUの共通点

 “陣陸”の共通点といえば、なんといってもサービス精神旺盛なところだろう。人当たりの良さから、年下メンバーからも容赦なくいじられる2人だが、困惑しながらも全力で応えている場面をよく見かける。それに加えて、頭の回転が速く、THE RAMPAGEの単独イベントなどでも司会を務めている陣は、今年3月からEXILE TRIBEの先輩達も多数出演する新番組『シブザイル ~シブ8 from EXILE TRIBE~』(AbemaTV)のMCに大抜擢。一方“Mr.NG無し”ことRIKUは、個人ブログ(EXILE TRIBE mobile内)を毎日更新したり、ピアノの弾き語り動画を頻繁に上げたりと、ステイホーム期間中も自分なりのやり方でファンとの距離を縮めてきた。RIKUの場合、鍛え上げた肉体を惜しみなく見せてくれるのも、ファンにとって嬉しいポイントではないだろうか。

 パフォーマンスに対する向上心の高さも2人の魅力だ。パフォーマーの多くは自分の得意とするダンスジャンルがあり、とくにTHE RAMPAGEにおいては幼い頃からそのダンスジャンルを極めている人が多い。だが、ポッピン担当というイメージが強い陣がポッピンを習得したのは、じつはTHE RAMPAGEを結成してからだそうで、同じくリーダーを務めるLIKIYAは「ダンサーにとって、新しいジャンルを始めるのはチャレンジングなこと。パフォーマンス面ではTHE RAMPAGEで一番パッションが溢れているリーダーであり、メンバーだと思います」(引用:THE RAMPAGEが『HARD HIT』で示す、グループの成長と個性「ここが一つの勝負という感覚」)と語る。普段は明るい性格と細やかな気遣いから“THE RAMPAGEのオカン”と称される陣だが、リーダーである陣が自ら新たなダンスジャンルに挑戦することで、身を以ってメンバー達を鼓舞してきたことも忘れてはならない。そして、パフォーマーさながらのマッチョボディのRIKUも、ボーカルだからという理由で許されたくないと、デビュー前からダンススキルを磨いてきた努力家。歌だけを見ても、新曲を制作するたびに自らの今の課題を見出し、一つひとつ丁寧に乗り越えていく姿が印象的だが、ダンスやピアノ、ボイスパーカッションなど、“アーティストとしての自分”を極めることに余念がない。そんなRIKUについて陣は「RIKUがTHE RAMPAGEのパフォーマンスを底上げしてくれている」(引用:OTEKOMACHI)、RIKUは「(陣くんは)探究心が常に途切れないことがすごい」(引用:モデルプレス)と称賛。お互いに認め合い、良きライバルとして切磋琢磨し続ける2人が、THE RAMPAGEという揺るがない居場所を守り続けている。

■斉藤碧
エンタメ系ライター。
ダンス&ヴォーカルグループ、アイドル、ロック、ヴィジュアル系、俳優などジャンルレスで執筆中。V系雑誌「Stuppy」では編集も担当。
Twitter:@stmdr38

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