NEWSのこれからを思うーーアイドルの道をゆくものの使命と覚悟

 2017年から続いている、NEWSのコンセプチュアルアルバムプロジェクト。N=『NEVERLAND』、E=『EPCOTIA』、W=『WORLDISTA』、S=『STORY』。ライブも各アルバムのテーマに沿って、演出や衣装に趣向を凝らしてきた。

 最終章である『STORY』を引っ提げたツアーは、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点からすでに全公演中止が決定している。いずれ、さまざまな事態が収束したあかつきには、NEWSの4人とファンが〈すべて抱え、進んで行く〉、永遠に続くSTORYをともに歩み出すことを、今はただ静かに待ちたい。

嘘も計算もなく放たれた言葉

 ひとつ、忘れられないエピソードがある。2016年、NEWSがパーソナリティをつとめた『24時間テレビ39 愛は地球を救う』(日本テレビ系)での、深夜帯バラエティでのひとコマだ。

 人気番組『しゃべくり007』にNEWSのメンバーがゲスト出演。その際、番組ホストの芸人らが、手越祐也にソロ活動させようと仕向ける場面があった。あくまでお笑い的な流れだが、ファンにとってはデリケートな話題だ。

 しかし手越は「大丈夫、NEWS愛してるから!」とためらいもなく、笑顔で言い放った。大きな声で一度、小さな声でもう一度、はっきりと言った。

 あの笑顔と言葉に、少しの嘘も計算もないことは、いち視聴者である筆者にも分かった。だからこそ、何年も経った今なお、あのシーンが忘れられない。手越といえば「NEWSを愛している人」、そのイメージが頭を離れない。

メンバーの「NEWSを守る」という確固たる想い

 5月27日「Johnny’s web」内のNEWSアーティストページが更新され、メンバーがそれぞれの言葉で心境を綴った。

 自身の過去を省みる者、言葉少なに確かな愛を誓う者、受け止める覚悟を示す者……。表現はさまざまだが、これまで何度も別れを経験し、悔しい思いも戸惑いも共有してきた彼らに共通していたのは、「NEWSを守る」という確固たる想い。今度こそ離さない。NEWSをあきらめないという強い意志だった。

 同日放送された『テゴマスのらじお』(MBSラジオ)では、冒頭で増田が、続いてゲスト出演した小山・加藤が今回の騒動について触れ、謝罪した。

 ラジオは、通常どおりに進行。彼らの心情を思えば、笑い合う声が切なくもあった。それでもファンを楽しませること、不安にさせないこと、手越の居場所を温めておくことが、彼らなりの「NEWSを守る」手段なのだろうと察する。

 なお同ラジオは、6月3日、10日の放送についても、小山と加藤が出演を予定している。

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