ザ・コインロッカーズ 松本璃奈&船井美玖に聞く、新体制への本音と再出発「私たちの努力が否定されたみたいで悔しかった」

ザ・コインロッカーズ 松本璃奈&船井美玖に聞く、新体制への本音と再出発「私たちの努力が否定されたみたいで悔しかった」

 秋元康がプロデュースするザ・コインロッカーズ(通称:コイロカ)が、5月27日に2ndシングル『僕はしあわせなのか?』をリリースした。2019年に総勢38名が参加するガールズバンドプロジェクトとしてスタートしたコイロカだが、2020年より13名体制としてリニューアル。再編成後の第1弾シングルである同作は、コンセプトを“ガールズバンドアイドル”に改めたほか、Wボーカルを採用するなど、彼女たちにとっての新たな一歩が刻み込まれた作品となった。

ザ・コインロッカーズ / 新生ザ・コインロッカーズ Teaser

 2019年、デビュー1年目にしてZepp Tokyo公演に向けて、一心不乱にバンド活動に打ち込んできたコイロカ。結果的に目標の同公演ソールドアウトはできなかったものの、その1年で得た経験は、彼女たちの成長に大きな影響を及ぼしたのだという。

 彼女たちは、2019年の活動をどのように受け止め、リニューアルという道を決断したのか。そして、そんな未来を模索する彼女たちの心境にも重なる「僕はしあわせなのか?」に対する思いとは。キャプテン・松本璃奈(Dr/Vo/Ba)とボーカル・船井美玖に、新生コイロカに対する率直な思いを聞いた。(編集部)【最終ページに読者プレゼントあり】

今までのメンバーの思いも背負って13人で頑張らないと(松本)

左から船井美玖、松本璃奈

ーー昨年12月23日のZepp Tokyoでのワンマンライブ(『ザ・コインロッカーズ 1st Anniversary LIVE』)から時間がだいぶ経ちましたね。その1年前に同会場でお披露目されてから、1年後のワンマンライブに向けてメンバー全員で頑張っていたと思いますが、この1年を改めて振り返ると皆さんにとってどんな期間でしたか?

船井美玖(以下、船井):怒涛の1年という感じで時間が過ぎるのがとても早く感じましたし、その中でもグループに分けて個々に活動したりライブを150本やったりして、自分たちの成長を感じることが出来た1年でもありました。と同時に、すごく気を張っていたところもありました。

松本璃奈(以下、松本):とにかく全力だったなと。でも、夏の『コイロカFES 2019 ~ロッカーに夏、入れる?~』までは結構ヒートアップしていたのに、そのあとがちょっと「あれ?」みたいに迷った時期が長く続いて。試行錯誤もあった1年だったなと思いますね。

ーーZepp Tokyoをソールドアウトさせることを目標にしつつ、新たにバンドを作ってメンバー同士の関係性含めて構築していく1年でもあったわけですよね。しかし、その目標を達成できませんでした。

松本:1年間の活動を通して、すべてがうまく行っているとは感じていなかったので、「正直……ソールドアウトしないかも」っていう思いもどこかにあったんです。メンバーが38人いて、全員とコミュニケーションが完全に取れていたわけではなかったので、もっとディスカッションしてメンバー発信で作り上げていくべきだったなと。

船井:私たちは楽曲ごとにメンバーを変えていく形にチャレンジしていたんですが、昨年10月ぐらいに一度バンドメンバーを組み直したんですね。そのときに生まれた溝というか……新しいバンドを作る上でコミュニケーションも足りなくて、そういう私たちの迷いがファンの方々にも伝わってしまったのかな。

ーーその後13人に再編成されて再スタートを切りますが、この決定については率直にどう感じましたか?

松本:みんな同じだとは思うんですけど、もうショックが大きすぎて……私は1stシングル「憂鬱な空が好きなんだ」でボーカルをやらせていただいたからこそ、「自分の責任も大きかったのかな、自分の努力が足りなかったのかな」と思うこともあったし。それこそ「憂鬱な空が好きなんだ」で一緒だったメンバーも2人いなくなってしまって、「もう一緒にやることはないんだな」と思うと悲しくて、信じられませんでした。

船井:私もショックではあったんですけど、それ以上に1年間の活動を通して私たちが努力してきたことが間違いだったと否定されたみたいで、悔しい気持ちが大きくて。

松本:再編成後、ザ・コインロッカーズとしてみんなで集まったときの雰囲気も今までとはまた違っていて、最初は慣れなかったです。みんな「これからどうなっていくんだろう?」みたいに不安だったのかな。でも、今までのメンバーの思いも背負って、この13人で頑張らないといけないという意志は強くなったので、以前よりもコミュニケーションを取ろうとしていました。

船井:いつまでも不安を引きずっていてもダメだ、という前向きさも感じて。特に今回のシングルでは13人で一斉に音を出しているので、バンドとしての一体感も以前より増したような気がします。

私たちらしさを自然と出せるようになった(船井)

ーーそして、再編成とともに「ガールズバンドアイドル」という新しいコンセプトが設けられました。最初に聞いたときはどう捉えました?

松本:秋元康さんプロデュースだし、きっと大人数……まさか30人を超えるとは思ってなかったけど、そういうアイドルっぽい雰囲気になるんじゃないかなとオーディションを受ける時点では思っていたんです。でも、去年のイメージがその予想と違っていたので、そこからまた気持ちを切り替えるのに私は時間がかかりました。

船井:確かに私たちの去年の活動とか1stシングルのジャケット写真がクールな感じだったので、私たちも「カッコつけなくちゃいけない」と少し背伸びしていたところもあって。でも、肩書きにアイドルが付いたことによって、私たちらしさを自然と出せるようになったかなと思います。

松本:最初が今回みたいな爽やかでふんわりしたイメージで、徐々に革ジャンも着て……。

船井:カッコよくなっていくみたいな?

松本:うん。そのほうがギャップを出せたのかなって。

ーーでも、この順番でも大いにギャップを出せていると思いますよ。ほかのメンバーの皆さんはどう受け止めていましたか?

船井:みんな前向きでしたよ。(森)ふた葉は「今はネガティブなこと言ってる場合じゃない!」って言ってましたし。私もこっちのほうがギャップを感じてもらえるのかなと思います。この爽やかなビジュアルから入っても、ライブではめちゃめちゃカッコいいみたいなギャップは与えられるんじゃないかな。

松本:うん、そのギャップは出していきたいよね。

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