yama「春を告げる」がバイラルチャート急上昇 カバーからオリジナル曲へ、高い注目集めネット発のヒットに
もともとはカバー曲の歌い手だったyamaだが、この1年で様々な経験をしたことでボーカリストとして認められて人気を上昇させている。そして満を持して初のソロオリジナル曲を発表した。それが「春を告げる」である。作詞作曲は「ねむるまち」で共演したくじら。相性もバッチリの組み合わせだ。
歌から始まる楽曲なのでyamaの個性的な声質と高い歌唱力を一瞬で伝えることができる。トラックはシティポップを感じる編曲とシンセサイザーのリフが印象的だ。
話題性もありファンにとっても望んでいたオリジナル曲。4月にMV公開と配信リリースがされ、再生数を伸ばしていた。5月26日現在YouTubeでは350万回以上も再生されている。
またTikTokでも楽曲が多く使用されている。5月26日時点での楽曲使用回数は3万回超えで、TikTokで曲を知った人がSpotifyで聴く流れになっているのかもしれない。これは瑛人やYOASOBIと同じ流れだ。その結果、発表から1カ月後にバイラルチャート2位まで上り詰めたのだ。
今はテレビドラマや映画、CMなどのタイアップからヒットに繋がるだけではなく、TikTokやYouTubeなどネット媒体をきっかけにヒットに繋がることが多い。ネットではプロもアマチュアもメジャーもインディーズも関係なく、リスナーの心を掴んだ音楽がバズる傾向にある。この傾向は今後より顕著になるだろう。
yama「春を告げる」はまだまだバズが続きそうだ。今後もネット発の新しい音楽が続々と生まれ、ヒットしていくかと思う。
■むらたかもめ
オトニッチというファン目線で音楽を深読みし考察する音楽雑記ブログの運営者。出身はピエール瀧と同じ静岡県。移住地はピエール中野と同じ埼玉県。ロックとポップスとアイドルをメインに文章を書く人。
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