佐藤結衣の『ラジオdeジャニログ』
KinKi Kids 堂本光一が明かす、『Endless SHOCK』中止という苦渋の決断 ラジオから感じた“今できること”に取り組むスマートさ
もちろん堂本光一も、いちファンとしてエンタメを楽しむ1人であり、「僕はF1を楽しんでいて、それが奪われた悲しみ“おいおい俺の生きがいなくなっちまったじゃねぇか”……っていう思いでしたよ」と、F1中止の知らせにやるせなさを抱いたという。
だからこそ、彼はできる限りの策を尽くしてファンに寄り添おうとしたのだろう。インスタライブでキャストたちと長時間の生配信に加えて、舞台演目の披露という帝国劇場史上初の試みも。まさに、どんな状況に陥っても観客にショーを披露する“Show Must Go On”の精神を具現化した取り組みを次々と見せてくれた。
また、最近では「おうち時間」に彩りを添えるべく、『Endless SHOCK』の音楽に合わせて、堂本光一自らスクワットを指南する動画も登場。ジャニーズ事務所が展開するYouTubeでの「Smile Up!Project」では、堂本光一が作曲、堂本剛が作詞をした「愛のかたまり」を、感染防止バージョンの替え歌「家のかたまり」として披露して話題を呼んだ。
堂本光一のカッコよさは、“今できること“を淡々と取り組んでいくスマートさにある。前代未聞の挑戦にも慌てず、そして誰かを煽り立てるようなこともしない。悲しみや痛みを想像し、不安を最小限に堰き止め、希望を最大限に広げていく。その強い優しさに、今多くの人が頼もしさを感じているに違いない。