KinKi Kids、新曲「KANZAI BOYA」誕生秘話とは 『どんなもんヤ!』で明かされたジャニー喜多川への愛情

 KinKi Kidsが、5月5日に42ndシングル『KANZAI BOYA』(カンサイボーヤ)をリリースする。「KANZAI BOYA」とは、堂本光一、堂本剛の2人が「KinKi Kids」になる前に、ジャニー喜多川氏が名付けたという幻のユニット名。

 そして2019年末に開催したドームコンサート『ThanKs 2 YOU』で、堂本剛が「ジャニー亡き今ね、いろいろ考えたんですよ。“KANZAI BOYAってめちゃめちゃイケてる名前やん“って。気づいちゃってからウズウズしちゃってね。『KANZAI BOYA』っていうファンク作ったんすよ」と突然披露された楽曲だ。3月23日放送のラジオ『KinKi Kidsどんなもんヤ!』(文化放送)では、堂本剛が登場して楽曲に込められた思いを語った。

 2年ぶりとなるドームコンサートをするにあたって、KinKi Kidsのデビュー当初の楽曲、さらには先輩たちがやってきた楽曲を、いろいろと出して触れてきたという堂本剛。そのなかで、「KANZAI BOYAっていう名前懐かしいなって、ちょっと思ったんですよ。それで光一くんが“ここでワンコーナーやれば?“っていう話になったんで、その日に帰ってバーッと書いて、次の日に“ちょっとこんなん作ったんですけど“って。“何これ?“、”KANZAI BOYAです“、”あー、あれかいな!“みたいなところで……ワンコーナーのために、ただ作った曲ではあるんですよ」と、すぐにできあがった楽曲であることを明かした。

 そんなワンコーナーのためだけだったはずの楽曲を、シングル化しようと提案したのは堂本光一だったという。「光一がね、“これシングルにすればいいやん“とか言い出して。“冗談で言ってんのよな“って言ったら、“いや意外と本気なんですよ“みたいな。どうしたんかなと思って」と当初は困惑した堂本剛だが、長年共に歩んできた相方だけに、そこは言わずとも伝わる何かが2人のなかにあるのだろう。

 「光一の中でも、社長が亡くなって、消化しきれてないのよなぁ……あいつの中で。それはね、となりで見ててすごいわかるんですよ。で、こういう作品をリリースすることで、なんかあいつの中でも、ちょっとその区切りじゃないけどね。なんか気持ち的に何かあるんだろうなっていうのは、なんか思ってるんですよ。で、まあ、とにかく光一くんもそう言ってるんであれば、光一くんのためにもっていう言い方もおこがましいですけど、そういう気持ちもあって、じゃあ、リリースしましょうっていうことで踏み切ったんですよね」

 さらに、リリース日となる5月5日は、「僕と光一くんが初めて出会った日だとされてる日」と続けた。本当に5月5日だったのか、ちゃんとは覚えていないというが、堂本剛と堂本光一が出会った日は、同時にジャニー喜多川氏とも初対面を果たした日。「そういう日なのか、というところで」と、この日に決定したそうだ。

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