Rich Brian、ANARCHY、Awich……「TOKYO DRIFT FREESTYLE」で個性的なビデオを披露したラッパーたち
Awich
YENTOWN所属のラッパー・Awichは家でリラックスしている姿で「TOKYO DRIFT FREESTYLE」を撮影した。プロジェクター映された映像は、家で時間を楽しく過ごせるヒントになる。映画やアニメの映像、ゲーム『あつまれどうぶつの森』のプレイ画面まで様々なビデオが流され、Awichは映像を背後にタイトなラップを披露している。
AUDREY NUNA
Rich Brianに続き、このチャレンジ企画を公開したのはAUDREY NUNAだった。AUDREY NUNAはニュージャージー出身の韓国系アメリカ人アーティストで、活動当初のアーティスト名はAUDREYだったが、つい最近韓国語で「お姉さん」という意味の「NUNA」が付けられた。モノクロの動画は、彼女が歯磨きをしながらラップをするところから始まる。その後は机の上で挑発的なラップを披露し、その姿に「かっこいい」というリスナーのコメントも多く、再生回数は40万回超を記録している。
SUBOI
ベトナムのヒップホップ界の女王と呼ばれるSUBOIは「TOKYO DRIFT FREESTYLE」でCOVID-19拡散の状況でも相変わらず続く育児の苦労を歌っている。生後2カ月の娘のオムツを取り替えたり、泣き声に反応したりする母親の日常が現実的な歌詞と動画でユニークに表現され、最後はSUBOIが母乳を授乳する姿で締めくくられている。
HIGHER BROTHERS
<88rising>に所属する中国の4人組ヒップホップグループ・HIGHER BROTHERSは他のラッパーたちと違って、外で撮影を行った。しかし、人が集まる場所は避けられ、彼らの音楽スタジオと駐車場が撮影場所として使われている。映画『ワイルド・スピード』を想起させるように車の前で歌う姿も印象的だ。オリジナル「TOKYO DRIFT」にはないビートスイッチが追加されているのもポイントで、ビートが一変して雰囲気が変わるとラップもさらにタイトな楽曲に仕上がっている。
ここで紹介した7組以外にもアジアを中心に様々なラッパーたちがそれぞれのチャレンジ動画を公開している。興味のある人はYouTubeで「TOKYO DRIFT FREESTYLE」をチェックしてみよう。
■limasul
日韓の大衆音楽事情を専門とするライター。歌詞・記事の翻訳や音源の流通、キュレーションなどの職業を経て、今は日韓の音楽シーンの架け橋となるべく活動中。
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