The Individualism of BEYOOOOONDS ~ビヨーンズの個性と発展~
BEYOOOOONDS 清野桃々姫、多彩な特技磨く“パリピ”なアイドル? キャラクター性を徹底解説
ハロー!プロジェクトの最新グループ、BEYOOOOONDS。2018年に結成され、2019年にシングル『眼鏡の男の子 / ニッポンノD・N・A! / Go Waist』でメジャーデビュー。寸劇などの身体要素を取り入れた個性的な楽曲が話題を呼び、オリコン週間チャート初登場1位を獲得。同年末には日本レコード大賞の最優秀新人賞を受賞。令和2年、さらなる飛躍が期待されているアイドルグループだ。
楽曲も個性的なら、メンバーのパーソナリティーも個性的なのがBEYOOOOONDS。今回の連載企画では、メンバー12人それぞれのキャラクターについて、5つのポイントを立てて紹介していく。第9回はBEYOOOOONDSおよび雨ノ森 川海のメンバー、清野桃々姫。「眼鏡の男の子」では和服に身を包んで講談調で話すストーリーテラー役だった彼女だが、はたしてどんな女の子なのだろうか。
わりと早熟なピーチ姫
現在15歳・高校1年生の清野。本連載の前回でも触れたが、BEYOOOOONDSのメンバー12人の中では、岡村美波と清野の2人がそれぞれ2004年10月・12月生まれでグループ最年少。そんな彼女がアイドルを目指すようになった時期も早い。小学1年のころに、エイベックスのアイドルグループ・東京女子流のファンになったのがきっかけだという。2012年・2013年の二度の日本武道館コンサートを小2・小3の時に観た清野は、自分もこんなことしてみたいと感じたという(ちなみにどちらの年も開催日は12月22日なのだが、これは偶然にも清野の誕生日でもある)。
また、小さいころからダンスを習っていて、幼稚園の時には埼玉西武ライオンズのチアリーダーとしてメットライフドーム(西武球場)で踊った経験もあるなど、芸能活動的なこともいくつかやっていたようだ。
2015年、小学5年のころに、当時開催されていたアンジュルムの新メンバーオーディションに応募する。上國料萌衣を輩出したオーディションだ。清野は不合格だったが、翌2016年1月にはハロプロ研修生として加入する。同期には米村姫良々(現ハロプロ研修生ユニット)らがいる。
同年5月に行われた『ハロプロ研修生 発表会 2016 ~春の公開実力診断テスト~』では、モーニング娘。'15のシングル曲「冷たい風と片思い」を歌い、ベストパフォーマンス賞(BP賞)を受賞する。なお、この年は観客投票が笠原桃奈(現アンジュルム)と同数だったため、BP賞は2名同時受賞だった。両名とも名前に“桃”が入っているという偶然が働き、当日会場にゲスト参加していた嗣永桃子(カントリー・ガールズ)からは「“桃”って付く子って無敵なんだな」というコメントもあった。
このBP賞受賞とともに、ハロプロファン全体へ清野の知名度が上がったトピックとして「モモヒメ元帥」の件があるだろう。『Hello! Project ひなフェス 2017』開催に先駆けてソロ&シャッフルユニット抽選会の動画がアップされたのだが、そのなかで清野はサングラス&軍服を身にまとったモモヒメ元帥というキャラクターになりきり、先輩ハロプロメンバー全員を前にして場を仕切った。
そして2017年5月、研修生実力診断テストの終了後、高瀬くるみとともに新たなグループでデビューすることが決定。そのグループは雨ノ森 川海とネーミングされ、BEYOOOOONDS結成へと続いていく。