乃木坂46 秋元真夏に聞く、“自分らしさ”を活かしたキャプテンシップ「積み重ねてきたことに自信がついた」

乃木坂46秋元真夏のキャプテンシップ

1st写真集の時に出し切れなかった部分が入っている

ーーそんな2019年を経験した秋元さんですが、今回の写真集には前作からの成長や変化が詰まっていると思います。実際、写真集を撮影してみていかがでしたか?

秋元:写真にすごい自信があるタイプではないんですけど、写真集はいつも以上に撮影の量も増えるので、普段は見ない角度から自分を見ることができて楽しかったです。1st写真集の時に出し切れなかった部分が、この2ndには入っている気はしています。

ーー1stで出し切れなかった部分とは?

秋元:わかりやすい部分なら、おでこ(笑)。1stでは前髪を死守しているというか、寝起きのカットですら全然見せていないんですよ。そういう前髪のセットも含めて1stの時はメイクを自分でやっていたんですけど、今回はメイクの方にすべてお任せしました。だから、前髪なしで顔を出していたり、やったことない髪型にも挑戦しています。自分のこれまでのこだわりをすべて捨ててみて、いろんな一面を出せたかなって。

ーーおでこを出せるようになったのは、自分に自信がついた裏返しかもしれません。

秋元:そうかもしれないですね。去年一年で内面の変化も多かったのと、キャプテンに就任して環境も変わったし、いろんなことに挑戦し続けていたら、何事にも恐れがなくなったような気がします。

ーータイトルの『しあわせにしたい』にはどんな意味が?

秋元:候補のタイトルはいくつかいただいていて、その中から自分が一番大事にしてきたことに近い言葉が『しあわせにしたい』だったんです。こういう活動を始めた時から、ファンの方や周りの方に何かしてあげたい、身近な存在でありたいという気持ちが強かったので。たぶん、幸せにしてもらうよりも幸せにしたい、という思いがそのままタイトルになったのかなって。ひらがなの“しあわせ”も温かい雰囲気が伝わってきていいですよね。

自分を削っても、絶対にまた幸せを得られるという自信がある

ーー人に何かを与えるには自分が満たされている必要があるのかな、と思います。そういう意味で、今秋元さんは幸せで満たされているんですか?

秋元:どちらかというと、キャプテンに就任してからは「大丈夫かな?」って思いながら一歩ずつ進んでいるので、すごい幸せ、安定しているというよりも、気持ち的には不安定なことの方が多いかもしれません。でも、たとえ自分を削ったとしても、絶対にまた幸せを得られるという自信があるんです。昔から私はファンの方々からいろんなものをもらってきたから、その分をお返ししたいという気持ちも強いんですけど、そもそも“幸せにしたい”という気持ちは自分の心情とは別のところにあるような気もします。

ーー潜在的なものなんですかね。子どものころからそういうタイプですか?

秋元:そうですね。私のしたことで両親や周りの人が喜んでいるのを見て、私自身も幸せになるようなタイプでしたね。でも、きっといつかは与えてももらえるんだろうなって信じているところもあって。何か返ってきたらいいなって期待している自分もいます(笑)。

ーー撮影はイタリアと沖縄で行われました。個人的にお気に入りのカットはありますか?

秋元:うーん、どれだろう。たぶん、ファンの方々に喜んでいただけそうなのが、大きめのシャツを着てパスタを作っている写真かな。

ーー一緒に生活しているような雰囲気ですね。

秋元:私も身近な感じが出ていて好きなんです。たぶん、私のファンの方々は高嶺の花というよりも、親近感のある私を好きになってくれたのかなって思っていて。自分のシャツじゃなくて、彼氏のシャツを着ちゃったような雰囲気とか、作ったご飯を目の前で食べてるとか、そういう距離感な写真はいいなって思います。個人的にも、シャツ一枚だけの格好は憧れがあったので、ファンの方にも早く見てもらいたいです。

ーーあごにクリームをつけていたり。

秋元:ついちゃってますね(笑)。いつもの私っぽいですね。

ーーこういう日常的なカットがありつつ、ラグジュアリーな写真も多いですね。

秋元:3年経ったので、大人らしい姿は見せたかったんです。前回は水着がメインだったんですけど、今回はランジェリーをメインにして、大人な表情を見せたいという話は制作前に伝えていました。そういう衣装で好みに寄せてもらったものもいくつかありますね。ただ、沖縄でのカットは、ポロシャツにスカートで、初々しい姿を撮っていただきました。髪の毛も沖縄は少し暗くしたりしているので、パッと見の印象にもギャップを感じてもらえると思います。

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