華やかさあるSnow Man、個が際立つSixTONES スノスト、タイプ異なるパフォーマンスに注目

 デビューシングル発売から2カ月以上経った今もなお、Billboard JAPAN「Top Singles Sales」シングルセールスランキング6位(2020年3月30日付け)など上位にランクインしているSnow Man vs SixTONESの『D.D./Imitation Rain』。歌番組でパフォーマンスする機会も多く、そのクオリティの高さを幅広い世代に披露してきた。戦友であり、ライバルでもあるSnow ManとSixTONESの2組は、ジャニーズJr.時代からともに活動する機会も多かった。しかし、彼らのパフォーマンスには明確にそれぞれの個性が出ており、カラーが全く違う。例えば、ダンス一つとってもそうだ。そこで、Snow ManとSixTONES、それぞれのダンスの特徴を考えてみたいと思う。

Snow Man

 Snow Manといえば、アクロバットで有名だ。デビュー曲「D.D.」のMVでも、開始早々アクロバットが披露されており、全体的に華やかさがある。一人ひとりのダンスも個性的で、画面から伝わってくるパワーも強烈だ。例えば、“アクロバット隊長”的な佐久間大介は、ブレイクダンスもお手の物。そのためキレもよく、「D.D.」のAメロに入る部分でも華麗なバク転から佐久間のパートが始まっている。体脂肪率4%という鋼の肉体を持つ岩本照は、とにかく体幹が強い。どのダンスを見ても、体の真ん中に軸があるかのように微塵もブレがないのだ。ジャニーズ事務所入所前からダンスをやっていたラウールは、ストリート系ダンスのテイストが残るダンスが特徴的。抜群のリズム感も相まって、脚さばきや手さばきは、「華麗」と言える領域にある。

 こうして一人ひとりダンス歴が違うSnow Manの9人だが、「D.D.」(dance ver.)のように全体を俯瞰してみると、まとまっているのがすごい。手の角度や足を上げる高さが揃っていることから、それぞれのリズムの取り方や癖などを活かしつつも、細かな部分を揃えて調整しているのだろう。こうして少しの調整をかけ、あとはパワフルなダンスで見る人全員を圧倒する、というのがSnow Manのダンスではないだろうか。そして、そんなダイナミックなダンスを全力でやってのけてる、彼らの有り余る体力にも感服だ。

Snow Man「D.D.」(dance ver.)

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