ウォルピスカーターが踏んだ“高音出したい系男子”の大きなステップ 中川翔子、はるまきごはんら参加した『“大”株主総会』レポ

 ウォルピスカーターが、1月26日に豊洲PITで『2019年度 ウォルピス社“大”株主総会』の追加公演を開催した。2012年より、ニコニコ動画やYouTubeを中心とした動画サイトに歌唱動画を多数投稿しているウォルピスカーター。その高音域の歌声でネットシーンを中心に人気を誇っている歌い手であり、ウォルピス社(自身の会社ということらしい)の社長でもある。

 本公演には昨年10月27日に開催した『2019年度 ウォルピス社“大”株主総会』(ワンマン)と同様に、ゲストボーカリストとして、けーぽん、SILVANA、はるまきごはんが参加。さらにスペシャルゲストとして中川翔子も迎え入れて、大熱狂のステージを作り上げた。

 けーぽんがナレーションを務めたという、“ウォルピスカーターの半生”というオープニングムービーで株主(オーディエンス)たちの笑いを誘った後は、バンドメンバーによる演奏と合唱から、即座に銀テープが放たれた。疾走感溢れる「STILL GREEN」、TVアニメ『幼女戦記』EDテーマ「Los! Los! Los!」のカバーを届けると、「あの2曲の連投はしんどいんですよ……」と、すでに消耗している様子を大袈裟に見せつつも、「改めまして、ウォルピスカーターです。よろしく!」と陽気に挨拶。「廃景に鉄塔、「千鶴」は田園にて待つ。」、「潜水艦トロイメライ」の2曲も、高低のある激しい曲調ではあったものの、テンポよく歌いきっていたのが印象的だった。

 4曲を歌い終えたところで「高い曲を一緒に歌うパートナーが必要だ」と株主たちに言い聞かせれば、ゲストボーカリストひとり一人との共演ステージに。全身が緑色の銅像に扮したけーぽんとは、ハイトーンの極みへと挑戦するような「命のユースティティア」、「傀儡マイム」を、スーツ姿のSILVANAとは、After the Rainの楽曲「アイスリープウェル」、ウォルピスカーター自らが作詞、SILVANAが作曲した共作ナンバー「蜃気楼に求め」を、はるまきごはんとは、彼による書下ろし曲「1%」、はるまきごはんの楽曲「再会」、二度目のタッグを組むこととなった「雨子」を披露。

 「ライブに出演させていただくことが何回かあるんですけど、人間じゃない形で呼ばれることが多いんだよね」と話していたけーぽんと、「リハ中は寒かったけど、人間たちの熱気で……」と話していたはるまきごはんに続いて、ウォルピスカーターが「今日のゲスト、みんな人間じゃないのかな?」と問いかける場面では、会場が笑いの渦に包まれていく。恐らく、この時間は、完璧な高音を奏でたいという理想を、3人の助っ人の手を借りることで、現実へと近づけていくための時間だった。

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